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掌編小説

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原稿用紙1枚分くらいの物語
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記事一覧

散歩

その男は散歩をするときには、必ず電車に乗って降りたことのない駅で降りるのが日課だった。 …

アオミネ
7日前
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帰り路

今日という一日がもう終わろうとしている。 こんなに楽しかったのに、いや楽しかったからとい…

アオミネ
11か月前
3

ガタンゴトン

ポカポカとした陽気の昼下がり。 電車の駆動音だけが響く車内で、小気味よい振動が入眠を誘う…

アオミネ
11か月前
3

この世界と繋ぎ留めてくれる鎖が欲しかった。 気を抜くと体ごと持っていかれそうな瞬間が不意…

アオミネ
1年前
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自意識過剰

夏の午後の日差しが電車の窓越しにちらつく。 山手線の窓ガラスがUVカット仕様なのは流石と言…

アオミネ
1年前
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夏の終わり

陸橋の上から眺めた上弦の月は雲一つない夜空で存在感をはなっていた。 すれ違う法定速度違反…

アオミネ
1年前
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日常的にリスクをとる瞬間

乗り換え駅で降車して、次の電車に乗るためには駅のホームを移動しなければいけない。 階段は登る人と降りる人で手すりで二分されており、すれ違う人のファッションが網膜に映り込むのを止めることはできない。 常に二つ上の段に立つ人の後頭部を眺めながら、黙々と階段を登る。 視線を少し下げると、入れ違いに電車の乗る人の流れも階段まで続いていた。 ポケットに手を突っ込んだイカついおっさんが一段飛ばしでスタスタと階段を降りていく。 階段を昇り降りするときにポケットに手を入れられる人間

危機的状況

久々の休日。 ショッピングモール内のフードコートで昼を済ませたあと、1つ階を上がったとこ…

アオミネ
1年前
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雨の匂い

降り始める前から気配を感じる。 もわっとした湿気を含んだ生暖かい空気が鼻を刺激する。 雨…

アオミネ
1年前
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すいか1/6

今日は喉が渇いていた。 ペットボトルの麦茶をちょうど飲み終わって10分くらいで家の最寄駅に…

アオミネ
1年前
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セミファイナル

夏のお出かけは戦地に赴く兵士の心持ちでいかなければならない。 予定の1時間前に起床すると…

アオミネ
1年前
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