リアルタイム貪りタイム
睡眠薬を飲んでからエナジードリンクを飲む矛盾
眠いけど眠れない。
私たちは日々睡眠に悩まされている。特にこんな時間に僕の記事を見ている方。(何時ですか)
人生の1/3を占める睡眠が快適でなければそれは悲劇以外の何物でもない。快適な眠りは快適な日常を生み出す。
しかし悲しいかな、睡眠、難しい。
僕は数年前から睡眠薬を処方されている筋金入りだが、不幸なことにエナジードリンクが大好きである。
睡眠薬とエナジードリンクはまさに水と油。眠くさせようとするところにカフェイン注入。一体この体の主人はなにがしたいんだと腎臓、肝臓、脳みそ大混乱。
いや、僕だって好き好んでやっているわけじゃない。家にあったから飲んでしまうのだ。ポーチから薬を出す。飲む。コップに水を注ぐついでに冷蔵庫をほぼ無意識に開ける。エナジードリンクがあった。よし、飲もう。日中は堅い意思のもと、割と質素な食生活を送っているのに毎回このタイミングでオジャンになる。ぼくは悲しい。なぜ、飲む前に後悔はこないのか。いや、それだと後悔ではないから仕方がない。でも。でもだ。
こうして僕は深夜1時に床下のお菓子ボックス、冷蔵庫、冷凍庫、はたまた物置の非常食まで物色しまくり、食い散らかす。意識は朦朧としてるから夢遊病なのかもしれない。あまりにも僕が食い散らかすものだから同居人は自室に鍵をかけ、食べられたくないものは全部自室に匿っている。賢明だ。
深夜1時に目が覚める。
布団に入ったのは0時なのに1時に起きる。ノンレム睡眠への壁は高い。「あー、よく寝た」と思ったら1時なのだ。怖い。僕はほぼ毎日1時に起きる。早起き日本代表クラス。当然同居人は眠っている。羨ましい。僕は真っ暗な静寂の中を毛布をかぶって徘徊する。自分の家なのに自分の家じゃないみたいだ。1階のリビングにそっと降りてまずは冷蔵庫に向かう。開けると食べ物がある。それらを貪る。
それでも、僕は決して、名前が書かれた食い物には手をつけない。そういう機能は持っているらしい。
案の定、眠れない。
眠れないから腹が空く。リビングに降りてお菓子を貪る。ジュースも飲む。なんならエナジードリンクがまだ残っていたらそれも飲む。寝る気があると言っても説得力は皆無。
そしてカフェインが抜けた深夜3時ごろ、ようやく眠気が来る。
遅い。遅すぎる。6時に起きねばならない。学校に行くから。
私たちはこういう矛盾を結構引き起こす。
でも大丈夫。今日は、ノンカフェインにしたから。