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田舎のヤクザの哀愁 / 20240902mon(392字)
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昨晩スーパー銭湯にいった。アカスリをやりたいと思った。
今回の記事は男性はテンション爆下がり間違いなし。笑。
五年前の松山。道後温泉本館といえば夏目漱石などで有名だ。当時は修繕工事中だった。神の湯か霊の湯かのどちらかに入った。
ぽちゃん。
湯船に浸かるとすぐ全身は温まる。日本最古の温泉とあって石造りの湯船は雰囲気がある。観光客も地元民も疎らにいた。
「まいちゃったよこのあいだは。がっはっは」
石の口から源泉が流れでる、そこにむけて全身青色の和彫りの男が立ちションをするような背中姿を見て、ぼくは二度見いや三度見した。男は源泉のかけ流しに逸物をあてて指で洗っていた。包茎らしく、かりくびの皮を指で剥いて丁寧に洗っていた。
これが、ザ・田舎のヤクザ。か。
あの背の龍。
老いたらどんな龍になるのか。
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短歌①
温泉で
ちんぽこあらう
昇り龍
となりに居るは
老いた風神
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短歌②
貫禄の
腕に巻きつく
鯉桜
老えど昇るか
皺と哀愁
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