うろ覚え日記、春ダイジェスト④。202303315wed268

513文字・15min

完璧なノイローゼの一日が開けた日だ。
前日は頭がオーバーヒートしていた。
喩えるなら、一日中、頭のなかで十人ばかりの育児ノイローゼになった女たちが自己嫌悪に陥ったり自殺しようとしていたり過去に苛まれたり自分に喚き散らしていた。
統合失調症ではないが。
ちなみに閉鎖病棟の時に統合失調症の女性と知り合った。
彼女は自分から入院したという。
「どういった症状なのですか？」
と率直に聞くと彼女は答えてくれた。
「私の場合は夜中の換気扇の音が、十数人の男の叫び声に聴こるんです」
ぼくはそれを聴いて、自分は躁うつ病で良かったと思った。
もし自分が統合失調症でそんな症状に悩まされたら確実に精神をやられる。
（その時はその時で、躁で発狂して警察から護送されて措置入院だったのでなんとも言えないぼくの立ち位置ではあったのだが）

写メは夕方の散歩だ。

そういう前置きを読んでから見る写メはなぜか哀愁あるように見える。なぜだろう。

久しぶりの登場のネコ。
初公開だが名前は泪（なみだ）くん。
が、じつのところぼくは彼をなみだと呼んだことはない。
なぜか「センセイ」と呼んでいる。
ぼくはあなた（だれかを呼びかける二人称）と呼ぶとき「センセイ」と呼ぶクセがある。最近気がついた。