マガジンのカバー画像

モンテ・クリスト伯感想

31
モンテ・クリスト伯の感想です。 1巻から7巻まで、感想と個人的な思索をまとめました。
¥570
運営しているクリエイター

記事一覧

モンテ・クリスト伯感想 1

※ネタバレ含みます。はじめに。文学作品には、読む人の数だけ感想があると思いますし、本を読…

風と夜
5年前
1

モンテ・クリスト伯感想 2

※ネタバレ含みます。父の言葉許婚式の場から連れ去られたダンテス。 残された父親。 彼は、…

風と夜
5年前

モンテ・クリスト伯感想3

※ネタバレあり。 ルネ後にヴィルフォールの妻になるルネ。 心優しい美しい人。

風と夜
5年前
1

モンテ・クリスト伯感想 4

※ネタバレ含みます 良心の呵責ヴィルフォールは暫し良心の呵責に戸惑うが、馬車の用意が出来…

風と夜
5年前

モンテ・クリスト伯感想 5

※ネタバレ含みます。 ファリア司祭老いたる賢者。 知性の閃き。

風と夜
5年前

モンテ・クリスト伯感想 6

※ネタバレ含みます。 決意のダンテス。復讐は胸の奥に秘め、ファリア司祭に教えを乞う。 紙…

風と夜
5年前

モンテ・クリスト伯感想 7

※ネタバレ含みます。 脱獄 「ダンテス君、だらけてはだめだぞ、逃げようとするとき、力がしっかり鍛えられていないと、あなたは溺れてしまうからな。」※1 p.35   波が吠える荒海の中で、ファリア司祭の言葉が響く。 無為な牢獄の時間。 人生においての不遇の時代。 そんな時こそ、だらけてはダメだ。 なすべき事を厳選し力を付けなければ。 多忙になってからでは遅い。   来るべき時を迎える為に万全をつくし、時を自ら作る。 人は忙しい時ほど、あれもしたい、これもした

モンテ・クリスト伯感想 8

※ネタバレ含みます。変装 イタリアなまりの司祭、白いベストを着たイギリス紳士、ダンテスは…

風と夜
5年前
1

モンテ・クリスト伯感想 9

ネタバレ含みます。 数年後モレル氏の窮地を救った数年後に物語は移り、ようやくメルセデスの…

風と夜
4年前

モンテ・クリスト伯感想 10

アルベールの楽観主義 誘拐されたにもかかわらず、ぐっすりと眠りこけるアルベール。 モンテ…

風と夜
4年前

モンテ・クリスト伯感想 11

ネタバレ含みます。 オートィユモンテ・クリスト伯とメルセデス、フェルナンの再会。 年齢を…

風と夜
4年前

モンテ・クリスト伯感想 12

ネタバレ含みます。 エロイーズヴィルフォールの後妻エロイーズは、エドゥワールを溺愛してい…

風と夜
4年前
1

モンテ・クリスト伯感想 13

ネタバレ含みます。 モレル家の人々復讐に捧げた日々の中で、モレル家の人々と過ごす時間は麗…

風と夜
4年前
2

モンテ・クリスト伯感想 14

ネタバレ含みます。 オペラ座 華々しいオペラ座の描写。 舞台などそっちのけで、雑談に花を咲かせる貴族たち。 客席に現れた若く美しいエデに皆の視線が集中する様子。 身につけたダイヤに身を乗り出す貴婦人たち。 幕が降りると、一斉に桟敷から知人の元へ出歩く客、休憩所へ移動する人々。 こうして眺めてみると貴族たちの日常は、現代人がショッピングモールや映画館で過ごす日常とさして変わらない。 人間の娯楽とは、こういうものなのだろうか。