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モンテ・クリスト伯感想 4

※ネタバレ含みます
良心の呵責

ヴィルフォールは暫し良心の呵責に戸惑うが、馬車の用意が出来た事で、それを振り切ってしまう。

自分自身、悪と理解した上で行う悪事。

心の奥深くに沈殿した後悔は、ある時さっと舞い上がり、心の全てを闇色に覆い尽くす。

他人を騙すことは出来ても、自分自身を騙すことは 出来ないからだ。

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1,954字

モンテ・クリスト伯の感想です。 1巻から7巻まで、感想と個人的な思索をまとめました。

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