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不登校の小学生を持つお母さんへ
お母さん、毎日お疲れさまです。
お子さんが学校に行けない日々、心配や不安でいっぱいですよね。
「どうしてうちの子が?」「○○ちゃんは学校に行っているのに・・・」
「原因が何かわからない」
そんな思いがぐるぐると頭を巡ることもあるでしょう。
でも、まずはあなた自身の心を少し休めることが大切です。
1. 不登校は「ダメなこと」ではない
不登校は特別なことではありません。実は全国で多くの子どもたちが不登校の状態にあり、その理由もさまざまです。学校の環境に合わなかったり、人間関係に疲れてしまったり、成長の過程でちょっと立ち止まりたくなったり。子どもはそれぞれの自分のペースで成長します。
無理に学校へ行かせようとすると、さらに心が疲れてしまうことも。
子どもの「学校に行きたくない」という気持ちを否定しない。
無理やり学校に連れて行くのは逆効果です。
大切なのは、子どもの気持ちを受け止めてあげることです。
2. お母さん自身を責めないで
「私の育て方が悪かったの?」「甘やかして育てていたかも」と自分を責めていませんか?
でも、それは違います。不登校になる子の多くは、感受性が豊かで、周りのことをよく考える優しい子です。そんなお子さんを育てたあなたは、きっと愛情深く接してこられたはず。
お母さんが「自分はダメだ」と思ってしまうと、お子さんもそれを感じ取ってしまいます。
不登校になっている時点で、すでにお子さんも「自分は学校にいけないなんてダメな人間・・・」と周りの子どもと比べてしまい劣等感を感じていることが少なくありません。
お母さんだって、子どもよりも倍以上は生きていますから、何回も立ち止まりたくなったことは1回や2回どころじゃないはずですよね。
でも、こうやって生きて子どものためにどうすればいいか、
真剣に悩み向き合おうとしています。
その時点で本当に立派なんです。
すぐには無理かもしれませんが、
お母さんが穏やかな気持ちでいるのがベスト。
まずは「私は頑張っている」と認めてあげてください。
3. 今できることを大切にする
学校に行くことだけがすべてではありません。お子さんが今、何に興味を持っているかを大切にしましょう。
好きな本を読む
ゲームやアニメに夢中になる
絵を描いたり、工作をしたりする
外に散歩に行く
どんなことでも、本人が楽しいと思えることが成長のきっかけになります。
必ずしも、学校といった物質的な場所だけが居場所ではありません。
「夢中になれた」「できることが増えた」「人に認められた」。
こういったことも子どもの居場所になりえます。
4. お母さんも「ひとりの時間」を大切に
お子さんのことを考えるあまり、自分の時間を後回しにしていませんか?
自分自身を大切にすることも、実は長い目でみるとお子さんのためになります。
好きな本を読んだり、カフェでひと息ついたり、友人とおしゃべりしたり。リラックスできる時間を持つことで、お母さんの心にも余裕が生まれます。
5. 未来を焦らず、今を大切に
「このままで将来は大丈夫?」と不安になる気持ちはよくわかります。
でも、今はお子さんが安心できる環境を作ることが最優先です。安心できる場所があれば、お子さんは少しずつ前を向いていけるものです。
学校以外にも学ぶ方法はたくさんあります。フリースクールやオンライン学習、自宅での学びの時間。選択肢はたくさんあります。
6. 相談できる場所を見つけよう
ひとりで悩みを抱え込まず、誰かに相談することも大切です。
家族や親しい友人
学校の先生やスクールカウンセラー
不登校の親の会
専門機関の相談窓口
同じ悩みを持つ人と話すことで、気持ちが軽くなることもあります。
7. まとめ
お母さん、あなたはひとりじゃありません。
お子さんが今、学校に行けないことは決して「終わり」ではなく、これからの人生のひとつのステップです。
焦らず、今できることを少しずつ。お子さんにとって一番の味方であるあなたが、安心して笑顔でいられることが、何よりの支えになります。
「子どもが前を向いていけるように気楽に待とう」くらいの心構えでいましょう。
どうか、ご自身を大切にしてくださいね。