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フィルムカメラに思いを馳せて その5-3:LC-A+ アタッチメントレンズ

多々買わなければ、生き残れない!


はじめに

 例えばこんな話があります。

 デジタルでそれなりにやってきたので、本格的にフィルムカメラを始めたいと思った矢先。かわいらしいが独特な写りをするカメラをネットの海で勧められたとします。

 フィルム初心者向け、とか、今時新品で買える数少ないフィルムカメラだ、とか、そういう甘言を聞き流しつつ、あなたはなんとなく青い狐の書いた記事のページへアクセスしました。

 するとどうでしょう。今まで自分が撮ってきた写真とは、似ても似つかないくらい粗く、色も構図も滅茶苦茶で、世界がダブっているような、しかも主題・副題もよくわからない、そんな作例をいくつも目の当たりにするのではないでしょうか。

 きっと一読した皆様は困惑するはずです。と同時に、ふつふつと優越感に似た感覚さえ覚えるでしょう。

なんだこれは…。

 明らかに自分がいままで撮ってきた写真の方が上手じゃないか…。ひとしきり見終わった後、いったんページを閉じ、そして日々の喧騒の中へいったん戻られると思います。

 しかし、なぜか、なぜだかあれらの写真をふとした瞬間に思い出すときが来てしまいます。そしてもう一度これらの記事を見直すのです。理由はわからないですが、いつかの夢で見た景色なのか、あるいはそれに近い色使いなのか。

 おめでとう、そしてようこそ…あなたはもうその時から、こちらの世界の『住人』です。

筆者の占いは当たる。

アタッチメントレンズ

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