Z世代がわからない。
まず、Z世代の定義を検索してみた。
1. 対立を怖がる
2. ストレス耐性が「かなり」低い
3. 精神的に幼くプロ意識が薄い
とのことだ。
わたしは、Z世代がわからない。
まずZ世代とは、具体的にどの辺りに位置する年代なのであろうか。
ジェネレーションZ……それは、
ホギャアと生まれたその瞬間からインターナショナルテクノロジーに囲まれて育った、生まれたときからインターネットが利用可能であった
最初の世代……1998年~2010年初期生まれの人たちのことを指す。
わたしはZ世代がわからない。まず話している言語がどこの国のことばなのか聞き取れない。
SNSでチャットなどで絡んだ日にゃあ、その単語の意味を教えて欲しい。何を言っているのかさっぱりわからない。いいさ、ことばは時代と共に変化したり、省略されたりするものだ。訛ることだってある。
それ自体は全然構わない。
SDGsって、何だ?サステイナブル=持続可能な。
エシカルって?倫理的に。
そんなことばと日本語と流行語とちゃんぽんで話されると、「何言ってんだ、オメー」となる。
あなたは、異邦人ですか。
あんまりサステイナブルサステイナブルって連発するから、それどうゆう意味ですか?と尋ねると「さぁ、よくわからないで使っている」と、就活中の彼女は言った。彼女の口癖は「唯我独尊」らしい。肯定的で素晴らしいとは、お世辞にも思わないな。何か自信がつくような努力であるとか輝きがある人が言うならカッコいいポジティブ最高なんだが、人間性乞食二十歳越えて親元でぬくぬくしてて、夏休みに小遣い稼ぎで初バイト、わたしならラクショー\(^_^)/とたかをくくっていたらレジでつまづく。いい子なんだよ、ある意味いい子。いい子は楽。おとなしく大人の言うこと聞いとけば面倒なことには、ならない。
そんなZ世代を育てた親は誰だ?
それは団塊世代Jr.=X世代である。
小生はここに位置するものと思われる。
戦後間もなく産まれた団塊の世代。敗戦の混乱の中、何が正しくて何が偽りなのか混沌としていた貧しさをバネに働き、他所の国の戦争にかこつけて成金が消費を美徳とした思想とか言いながらヘルメット被って鉄パイプ振り回してた若気の至り。そいつらのベイビーたちがジュニアってわけさ。って、おいおい、ちょっと待ってくれ。
小生は確かに出生率グラフで一箇所抜きん出てる3年間の中、産み落とされたに違いはないが、
うちの親は昭和一桁生まれの戦前生まれと満州生まれの傷痍軍人に祖父がなったお陰で終戦前に日本に帰って来られたという両親だ。敗戦後財閥解体で株券は紙切れになったと教科書で習ったように。祖父母は明治や大正生まれ。
「じぃじ」「ばぁば」などと、呼んだことは一度だって無いぞ。おばあちゃんちにいるときに郵便屋さんが来て手紙を届けてくれたとき、受け取ったわたしは、「おばあちゃんに「名前」がある」衝撃を受けた。そんなだから今のクソガキが鼻の下伸ばしたジジババを財布代わりにしているのを見てこの国を憂いてしまう。ちゃんと躾なアカンで。怒るんやのうて、その子が将来世の中に出たとき、困らんように教えてやるんや。叱ることは愛なんや。子どもは宝や、未来の担い手、わたしたちの遺伝子を紡いでいっておくれ。子どもはみんなノアの方舟、赤ちゃんを産み育てることだけが未来に繋がるのではないよ、あなたの人生はあなたの志はきっとその背中を見つめていた人が受け継ぐから。だから、良く生きよう。
恥ずかしくないように。
Z世代は、Y世代よりもITリテラシーが高い傾向にあるという。AIに居場所を奪われて人間はどこに行く?コミュ障って、何?
人間関係の難しさはかの文豪ですらも嘆いているではないか。
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」……草枕より……
X世代の小生は「ものを大事にする」「電気なんか昔は無かった」戦争を知っている両親にそれはそれは厳しく育てられ、ケチんぼで節約上手で腰の低い人間に育った。(いいことだとは言っていない、恨みがましい妬み根性入りの人格が形成されたのもこのためかも知れない)
わたしはZ世代がわからないが、X世代もわからない。Y世代……ゆとり世代も、わからない。
1996年~2005年に誕生した「さとり世代」。
あらゆる欲求が薄く大きな夢や希望を持たない、とある。つまんなくない?
ものはそんなに要らないんだよ、最低限で。
ごちゃごちゃあるから、本当に要るものが見つけにくくなってるんだろう。
世紀末で終末で怖いことばっかりで税金は高くて給料は安くてパート先でさえ、いじめがあってさ、淀みは上から下へ、そしてまたそこからもっと底辺へ流し込まれてその淀んだ所に今、自分はいるわけなんだけど、小さな、いと小さきしあわせと呼ぶにはささやかなその贈り物を五感をフルに発揮してテメエにしか表現できない文字なり絵でも歌でも料理でもなんでも自分が好きなこと、なんかあるだろう。忘れて
いただけで。
あきらめて
いた
だけで。