「大人になった子ども」との同居、家を出るときの寂しさ
50代は、社会人になった娘や息子と同居をしている人も多いですね。
そろそろ子どもが「家を出る」タイミングでもありますね。
「大人になった子ども」との同居のもやもや
友人（A子さん）は、社会人4年目の娘とご主人の3人暮らしです。
仕事は、A子さんだけが出勤していて、娘とご主人は在宅ワークです。
在宅の二人は、家事をほとんどしないそうです。
「二人はお昼ごはんはどうしてるの？」と私が聞くと、
「知らん！聞かないことにしてる！」と（笑）。
ある友人（B子さん）も、娘は在宅ワークです。
「結局私がつくる事になるのよね。
しかも、当たり前みたいにさ。
“お昼〇時からだから”とか言っちゃって」と。
私も、社会人3年目の娘と同居しています。
御多分に漏れず、家事はほとんど私がやっています。
A子さんは、洗濯物のカゴを3つ用意し、
自分のものは自分で洗濯するようにしたそうです。
我が家も、娘が料理をつくることはしないので
「洗い物」をするようにルールづけました。
しかし、ルールにすればスッキリする？
そういうことじゃないんですよね。
…じゃあ何？
「もう大人」なのに、当然のことをやらない。
人がやって当たり前と思う。
これにもやもやするのでしょうか？
※そうじゃない殊勝なお子さんもいらっしゃるでしょうが(-_-;)
教育を間違えたと言われたら、はいそうです。。
若いってそういうこと
ある日のランニング会でのことです。
私が娘の話をしました、
週末は目いっぱい出掛けて、平日はお休みモード。
（在宅なので、、本来逆じゃん？笑）
家のことは当たり前みたいに人任せでさーーーー！！
すると、C子さんがこう言いました。
家に親がいたら、やってもらうかも。
料理だって何だって、AOさんがやった方が早いし上手だし。
私も結婚する前は、家のことなんで何一つしなかったよ。
結婚が決まったとき、母親がこれじゃ困るだろうって
毎日キッチンに立たされた。
けど、迷惑でしかなかったよ。
家出たらやらざるを得ないし、何とかなった。
20代でAOさんが言うみたいにちゃんとしてたら怖いよ（笑）
オシャレとかデートとか外に楽しみがあって、家の中はしっちゃかめっちゃか。
若いってそういうこと。
むしろ健全だよ、と。
家にいたら関係性は変わらない
そうかも（笑）
私は高校を卒業し家を出ました。
「自活」するしかなかったんですよね。
年齢じゃなくて、環境なんでしょうね。
家にいたら、親子の「関係性」を変えるのは難しいですよね。
※もちろん、ずっと家にいながら
精神的・経済的・生活的自立のできる人もいると思いますが。。
子どもが家を出ると出るで寂しい
では、子どもが家を出たら
「あーせいせいした」
となるでしょうか？
ならないんですよね。。
「このまま、おそらく結婚して、
もう一緒に住むことは無いんだなと思うと寂しくて。。」
寂しいですよね。
二人で涙ぐみました。
ランクラブに参加してくれているMIKAさんも、
先日一番上の娘さんが海外に飛び立ちました。
私の娘も、来年くらいには家を出る計画をしているようです。
そんな節目の歳なんですね。
一緒に過ごした月日は、もう戻らない。
親はみんな、この道を通るのですね。
子どもの自立は親の勲章
子どもの立場で振り返ってみると。。
私は高校卒業後に青森から上京しました。
母が一緒に上京し、数日間東京に滞在しました。
新生活に必要なものを、一緒に買いに行ったりしてくれました。
母が青森へ帰る日になり、私は上野駅まで見送りに行きました。
新幹線が発車し、ホームから見えなくなった瞬間、
涙が次から次へとあふれたのを、今も鮮明に憶えています。
ものすごく、心細くて、心細くて。
しかし1カ月後には、めちゃくちゃ楽しく過ごしていました（笑）
もし私が、ずっと生まれ育ったあの家にいたら、
人生はまるっきり違っていたでしょうね。
部屋を片付けなさいとか
ちゃんと食べなさいとか
身体に気をつけなさいとか
今私がどれだけ言っても聞かない娘が、
40代とか50代になって
ランニングを始めたり
身体に良いものを作ったり
するかもしれない。
子どもが、
どんなことがあり、どう考えて、どうしていくのか。
それはもう、親の範疇ではない。
子どもには、切り拓くべき自分の人生がある。
親は、子どもが自分の人生を切り拓けるまでに育ったことを喜ぼう。
子育てのゴール、おめでとう！
私が、あなたに「完走」メダルをかけてあげる。
そして私たちには、「次の人生」という大会が待っていますよ。
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