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「痩せ」という優越感~過食症体験記③~


前回は幼少期~中学時代の
潜在的過食症について書いたので、
今日は高校生~社会人の拒食期について書いていきます。



2.高校生~社会人2年目(拒食期)




幼少~中学時代は理由も分からぬ
食への執着に悩まされ、
また友達になじめず
グループに入れてもらえたとしても
いじられキャラでいつも損ばかり。




運動神経も悪くポッチャリ。
部活もすぐにやめてしまい、
放課後は家で菓子パン食べながら
ネットサーフィン。
もちろん劣等感だらけでした。



中学からの知り合いがほぼ居ない高校に上がり、
「ダメな自分」を変えようと部活も
勉強も力を入れ始めました。



また遠距離の自転車通学で自然と痩せていき、
周りから容姿を褒められるようになりました。




勉強もダイエットも頑張るほど
親や同級生に褒められるのが嬉しくて、
「この体型を維持したい」と食事量をかなり減らしました
(痩せすぎて生理が止まっていた時期も長かった)。



部活と勉強で自分を追い込んでいたので


「一口でも食べたら、せっかく作った
サイクルが崩れてしまう」


と、自分にNG食材を課して律儀に守っていました。



高校時代に市販のお菓子や
ジュースを口にした経験は、
数えるほどしか無いかもしれません。



しかし、この時期も潜在的には
食事への執着は強かったと思います。



忙しいからその気持ちを
見る暇がなかっただけで、
本当は同じクラスの子のように自由気ままに
お菓子やジュースを口にしたいのに、
といつも思っていました。



また、この時期の私は
「痩せていて、勉強もできる優等生の自分」
という条件にしがみついていました。



(なんちゃって進学校だったし、
大して勉強出来るわけでは
ないんだけどネ/(^o^)\)



中学の時と変わったのは外見と成績だけ、
本質の自分は劣等感と
他人への恐れでいっぱいのまま。


だから、「痩せ」と「優等生」を手放したら
またダメな自分に戻って、
今いる周りの人にも呆れられてしまう。
それが怖かった。



端的に言うと、
本当の自分を愛せていなかった。



また、自分が努力して「痩せ」
と「優等生」を維持していたので、
そうじゃない子を心の中で見下したり


あるいは特別な努力をしていないのに
可愛くて愛されている子を見て、
何が自分と違うのかとずっと疑問に思っていた。


長くなるので次回に続きます。

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