シェア
Anz
2021年2月16日 23:52
時の流れは早いもので、鈍行列車だけを使って東京に帰ったあの日々は、もう1年近く前のことになってしまった。時間的距離は科学の進歩で日に日に近くなり、今では新千歳空港から羽田空港まで2時間足らずで着いてしまう。それをわざわざ5泊6日かけて行くのは時代に合わない話かも知れないが、僕はその地域の人々が使う鈍行列車で、場に根付く雰囲気を読み取るのが好きだったりする。赤字路線だと定期利用客が学生しかいなかった
2020年9月14日 22:59
カードキーを金属光沢の眩しい手すりにかざして、シックな高級感を漂わせる扉を開けると、自分の実家よりも絢爛かつ広大かつ優雅な空間が広がっていた。日々節約に勤しむ男子大学生3人がスイートルーム級の部屋に泊まるなど、僕自身が一番予想していなかったものなのだが、これは賛否両論巻き起こった例のキャンペーンのおかげである。結果特に何か良いことをしたわけでもないのに、CMか家電量販店でしか見たことがない壁掛けの