就活さんに襲われています(上)
プロローグ生きづらい社会だなと常々感じています。13歳頃からずっとそう思いつつ、本や旅やゲームといった娯楽に逃げて、何とか生きてきました。そうして気づけば大学受験を目の前にした私は、将来したいことも特になく、何となく興味のあった大学の、何となく興味のあった学部に進学することになります。運のよいことに、それまで生活していた土地から離れて過ごした新天地の大学生活は、学びも遊びも充実していましたが(コロナで諸々消えた気もするようなしないような)、相変わらず将来したいことなど無いまま