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東北への想いが溢れる。白崎映美著「あったこほうさ」
「あったこほうさ ー東北歌姫♡エッセイ集ー」白崎映美(ぱるす出版 2022年)
「日々のニュースに心を痛めているけれど、何もできない自分がもどかしい」これはきっと、そんなひとにこそ読んでほしい本だ。
著者は、山形県酒田市出身の上々颱風・白崎映美さん。地元の酒田弁のエッセイは、読んでいるとまるで音が聴こえるかのよう。いや、音を感じながらでないと読めない。だからこそ、その言葉の1つ1つが心に寄り添うのかもしれない。
とほうもなく瑞々しい感性で紡がれるのは、その熱い想いが心を通り越して、魂に響くような言葉たち。
東京に住んでいても東北への気持ちは変わらないし、できることだってある!一緒に生きられる!
書名の「あったこほうさ」は、"あったかいほうへ"という意味だという。あたたかさを決して忘れない強い想いに触れ、読み終わったあとには、きっと少し元気になっているはず。