読書まとめ 『ほめるのをやめよう リーダーシップの誤解』→自らの勇気で周りを勇気づけるのがリーダー

『ほめるのをやめよう リーダーシップの誤解』岸見 一郎

一言でいうと

自らの勇気で周りを勇気づけるのがリーダー

どんな人にオススメしたいか

・リーダーとして孤独を感じる人
・部下のやる気を引き出そうと意気込んでいる人

古賀史健との共著『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』を読了していて、アドラーの考えになかなか衝撃を受けた。そちらでは、主に個人としてどう振る舞うかについて書かれているが、本書は組織のリーダーとしての振る舞いに焦点を当てており、特に大事だと感じたことを紹介する。

① 部下を尊敬・信頼し、感謝を伝える

・ほめる=できたことをほめるのは、できないと思っていたから。
・叱る=自分には価値がないと思わせ、抵抗できなくする。
・ほめたり叱ったりでは、上下の関係が生じる。対等ではない。
・感謝する=対等。相手に貢献感を与え、勇気づけることにつながる。

② 不完全である勇気を持ち、失敗を認める

・リーダーが強く完璧でなければいけない、というのは誤解。
・不完全で、失敗もすることを受け入れる。周りに助けを求めてもいい。
・決断が怖いのは、失敗を恐れているから。

③ 自らがモデルになり、周囲を勇気づける

・リーダーの仕事は、組織の犠牲になることではなく、貢献すること。貢献感を持って仕事をするモデルになる。
・部下が働きやすくなるためには、リーダーが機嫌がよい状態でいること。
・リーダーが楽しそうに取り組むことが、部下への勇気づけにつながる。


#推薦図書

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あんぱんだ | 視える化推進エンジニア
いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。

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