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【図解】問題から目を逸らす言葉「あっためる」
※建設的な意見を言っている風の、愚痴です。
後工程への展開遅れのことを、私の職場では「あっためる・あっためた」という言葉で表現します。度が過ぎると「炎上」になりますが、その手前で手放した、というニュアンスでしょう。
この「あっためる」、問題から目を逸らしている感じがするので、自分では使わないようにしようと勝手に決めました。もっとストレートに、「仕事を止める」などの表現を使うようにします。
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後工程への展開遅れは、前工程がやるべきことをやっていない、重大な問題です。親鳥が卵を大切に抱いているようなほっこりする状況ではなく、グリルの余熱が済んだのにそのまま余熱し続けているようなものです。
問題から目を逸らすようなソフトな言葉を使っていては、問題を問題と認識できなくなります。必然的に、カイゼンのアクションにもつながりません。
だから、「あっためる」ではなく、後工程に迷惑をかけていることが認識できるような、ストレートな言葉をあえて使うようにしてみます。例えば、「仕事を止める」「他人の時間を奪う」「計画を壊す」など。嫌われそうでワクワクしてきますね。
ストレートな言葉の根底にあるのは、カイゼンへの意思です。一見、流行りの「心理的安全性」を脅かす言葉のようにも見えますが、心理的安全性を高めることは、目的ではなく手段のはず。ストレートな言葉も心理的安全性も、カイゼンを促して前工程・後工程がWin-Winになることが目的です。問題から目を逸らすソフトな言葉ばかり使っていたら、カイゼンは進みません。
最後に、「仕事を止める」言い訳のビッグスリーと、それを防ぐアイデアを考えてみました。
■見落とした
・ひとりでやらない。チーム体制を作る、仕組み化する、自動化するなど
・メール件名等でフィルターをかける。ホワイトリストで定型依頼を拾い、ブラックリストでどうでもいいものを捨てる
■忘れた(見落としてはいない)
・すぐに対応できるタスクなら、すぐに対応する
・すぐに対応できないなら、自分のタスクリストに入れる(30秒あればできるはず)
■他のことをしていた(忘れてはいない)
・対応期日を決め、前工程・後工程に宣言する
・タスクの優先順位を見直す時間を取る。休憩前や終業前など、次の業務まで時間が空くタイミングがよさそう
参考:
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