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腸内環境と血糖値の関連性

腸内環境を改善すると、血糖値が下がる可能性があるのを知っていますか?

オリゴ糖や水溶性の食物繊維は、腸内の善玉菌の餌となることが知られています。これらの成分は消化されにくく、大腸で腸内細菌によって発酵されます。善玉菌はこれらの成分をエネルギー源として利用し、それによって増殖します。

また、オリゴ糖や水溶性の食物繊維の発酵によって、短鎖脂肪酸(SCFAs)が生成されます。これらの短鎖脂肪酸は、大腸細胞にエネルギーを供給するだけでなく、血糖値の調節などにも関連がある可能性がある研究などもあります。
1.肥満・糖尿病の病態と腸内細菌叢 3)短鎖脂肪酸を介した宿主のエネルギー・糖代謝調節

海外における 2 型糖尿病患者を対象とした 大規模コホート研究の結果では,2 型糖尿病患者の腸 内細菌叢において,酪酸産生 Clostridium 属の割合が低 く,一方で,非酪酸産生 Clostridium 属の割合が高いこ とが明らかになっている3,4) .日本でも 2 型糖尿病患者 と健常者を比較した場合では,腸内細菌叢が変化し, 2 型糖尿病患者の糞便中における短鎖脂肪酸濃度の低 下が報告されている5) .

1.肥満・糖尿病の病態と腸内細菌叢 3)短鎖脂肪酸を介した宿主のエネルギー・糖代謝調節

と報告されているとされています。

短鎖脂肪酸が血糖値を下げる機序

大腸で生成された短鎖脂肪酸が血糖値を下げる機序に関して、以下のような仮説が提唱されています。

  1. グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)説-短鎖脂肪酸は腸管細胞に作用し、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の分泌を刺激する可能性があります。GLP-1は、インスリン分泌を促進し、血糖値を下げる効果があります。

  2. 肝臓の糖新生の抑制説-短鎖脂肪酸は肝臓において糖新生を抑制する作用があると考えられています。糖新生は、肝臓がグリコーゲンから葡萄糖を作り出す過程であり、血糖値の上昇に関与します。短鎖脂肪酸が肝臓に影響を与え、糖新生を制御することで血糖値の上昇を抑制する可能性があります。

  3. 腸-肝軸の調節説- 短鎖脂肪酸は腸-肝軸と呼ばれる腸と肝臓の相互作用を調節することで、血糖値の調節に関与すると考えられています。この相互作用によって、腸管から肝臓にシグナルが送られ、血糖代謝が調整される可能性があると考えられています。

これらの仮説は、研究に基づいたものですが、まだ完全に解明されていない側面もあります。短鎖脂肪酸による血糖値の下降機序に関しては、今後の研究によって詳細が明らかにされることが期待されますし、この短鎖脂肪酸を腸内でたくさん生産するよう腸活するのを試してみる価値があるかもしれません。

私のHba1cの値

私は、Hba1cの値が最大7.4ありました。
最新の値は、薬なしで5.2です。

最近、短鎖脂肪酸が、Hba1cを下げる可能性があるのではないかと思い、食物繊維の粉や血糖値を上げないオリゴ糖の粉を購入して、オリゴ糖をヨーグルトにかけて食べたり、プロテインのシェイカーで食物繊維の粉をお茶で溶いて食前に飲んだりしています。

2023年7月1日に糖尿内科があります。
今回は、2ヶ月間毎日食物繊維を溶いたものを飲んだりして、血液検査に臨もうと思っています。
結果が、出たらこの場で報告させていただきますので、お楽しみに😊

短鎖脂肪酸のお話

この食物繊維やオリゴ糖が大腸まで届いて善玉菌の餌となって発酵した際にできる短鎖脂肪酸色々と健康に良いところがあります。
皆さんもぜひ、色々と調べてみてください。

このnoteでも色々な情報を紹介していきます。

今日は、ここまで。

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