イチゴを巡る攻防 孫子の兵法で柔よく剛を制してみた
ただ今0勝3敗中のイチゴを巡るケモノたちとの攻防。
孫子の兵法に出てくる有名な一節に「敵を知り、己を知れば百戦あやうからず」という言葉があります。戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。 相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれば、どんな戦いでも勝つことができるというわけです。
では、先ずは敵を知ろうではありませんか。
そもそも、今回のイチゴ強奪騒動の犯人は何者なのか?
我家の周辺はかなり野生の王国でして、昔からタヌキやキツネ、アナグマなども多数徘徊してるんですよね。ただ、彼らは多少人間と距離を置いて生活していてこんなに傍若無人ではないのです。ですから私はハクビシンかアライグマだろうと見当は付けているのですが、実際にイチゴを食べている現場を見ていないので確証はありません。
ありゃ?敵が誰だかわかってない?これはそもそも負ける戦い。ま、ひとまずそうであると仮定して話を進めます。w
最初にハクビシンとは何者なのか?詳しくは下のリンクから。
農水省 ハクビシンの基礎知識
このハクビシンが我家の庭を運動場にして暴れ回り、あちこちにフンをしたり、柿の実をスッペリ食べたりするようになって10年ほど経っています。
実は近所のオッサン達と相談して、市から罠を借りて捕まえようとしたこともあるのですが、効果なし。(^^;)
頭が入ればどこへでももぐりこむけど、穴掘りは苦手だというのは有益な情報です。
次に、アライグマについてはこちら。
環境省 アライグマ防除の手引き
アライグマはハクビシンより遅れて出没しだしまして、この冬には自宅の屋根の上を徘徊して、もう少しで二階の私の部屋へ入ってくるところでした。彼らの最大の特徴は手先の器用さかも知れません。忌避剤や電気柵で防除できるそうな。
うん。いずれもなかなかの強敵であることは間違いありませんが、調べてみたら新しい発見もあって弱点も少し見えました。(^^)
さて、実は「孫子の兵法」には続きがあって、そこには敵のことをわかっていないとダメだけど、自分のことがちゃんとわかってないと負けるよと書いてあります。
相手のことがわからなくても、自分のことがわかっていたら引き分けで、相手のことも自分のこともわかってないと、戦う度に負けるよと。なるほどね。だから私は全敗するわけか。^^;
では、我々人間の強みとは何でしょうか?いろいろあるだろうけど、何と言っても最大の強みは脳(前頭葉)の大きさ。つまり
人間は強い意思と思考力を持っている。困難克服のための目標を見据えて、創意工夫することができる。
ってことでしょ?というわけで、ハクビシンやアライグマに霊長類の長が負けてなるものか!と、私もない知恵絞っていろいろ考えたわけです。
・柵をもっと頑丈にして、天井にも網を張るか?
・だけど、それだと結局はいたちごっこになるな。予算もかかるしな。
・あれ?ケモノが侵入しようとするのはそこに空間があるからかな?
・中に入って自由に動ける広さがあるってわかるから入るんだよな。
・んなら、その空間を狭くしたらどうなるんだ?(笑)
とまあ、いろいろ考えた末にやってみたのがこちら。
ジャーン!名付けて「柔よく剛を制す作戦」w
あのさ。これって、つまりはネットでいつものトンネル作っただけじゃん?www
そうともいう。そうともいうけど、これでいいんです。ここまで狭くしたらケモノ達はきっと入る気をなくしますから。
もしこれでうまく行ったら
最大の難点は
人間も収穫しづらいことだけ。(^^)