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雪の小樽芸術村 西洋美術館

 前回の続きです。

 小樽運河の写真を撮り歩いていたら、何やらたくさんの外国人が団体でおられました。インバウンドでやって来た中国人観光客ですね。彼らは声が大きくて元気がよくて、なぜかみんなサングラスをかけているのですぐにわかります。

彼らが運河にかかる浅草橋街園で自撮り大会してる様子を一枚。www

 彼らがワイワイと写真を撮っているすぐ横に西洋美術館がありました。
 こちらは旧浪華倉庫を活用した小樽芸術村4館目の美術館。2022年にオープンしたようです。

 こちらにはどうやら19世紀後半から20世紀初頭、アールヌーヴォーやアールデコの時代に活躍したエミール・ガレのガラス工芸品や、フランソワ・リンケの家具などが展示されているらしい。

その入口にあるミュージアムショップにはガラス工芸品がズラリと並んでいました。
おやおや?この雰囲気はまるで長浜の黒壁スクエアみたいじゃありませんか。^^;

 ところで、小樽はなぜガラス工芸が盛んなのかな?と思って、ショップの店員さんに尋ねてみたら「昔から漁で使う網の浮き玉をガラスで作っていたからです。」とのことでした。
 なるほど。あの浮き玉は吹きガラスで作るよねえ。じゃ、長浜のガラス工芸は何が謂れなんだろ?と思って、地元の黒壁スクエアのことを話していたら「びわ湖でも漁師さんが浮き玉を使っておられたんじゃないですか?」とおっしゃる。
 いいえ。それは違うでしょ。たぶん小樽をまねしたに違いない。www

 以下、その証拠。www

 いまでは、黒壁といえば「黒壁ガラス」ですが、黒壁のメインコンセプトとしてガラスが決定したのは、会社設立後のことです。黒壁の役員による議論と調査の積み重ねの中で、歴史性、文化芸術性、国際性をもったガラスに注目し、北海道小樽や広島、海外へ視察に出かけ、ガラス事業の展開を決意しました。

長浜の企業人列伝 より抜粋
おお、北海道でぜひ会いたかったシマエナガの群が!君たちこんなところに隠れてたのね。w

 で、外に出てみたらこんな壁を発見。冬枯れた蔦が張り付いているのですが、これがなかなかに芸術的じゃあ~りませんか。

 ひょっとするとこの建物の中で一番芸術的な部分かも。www
 思わずたくさん撮っちゃいました。(^^;)

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