いよいよ残暑も終わり?っていうか、お彼岸だよ?お願いだからもう終わって!
こちらでは9月に入ってもずっと厳しい残暑が続いていますが、みなさんの地方ではいかがでしょうか。日本中どこも同じ?あ、そうですか。^^;
さて、残暑が厳しいからと言って待ってくれないのが野菜たち。秋ジャガや白菜の植え付け、大根やタマネギの種まきなどの作業はタイミングを逃すと後で取り返しがつきませんから、高温と乾燥が続く中であっても、粛々と農作業を行ってきたわけですが、それらは今どうなっているのでしょうか?
先ずは植えものから。
それにしても、これだけ高温と乾燥が続くとさすがに植えもののダメージは大きいですね。乾燥の方は朝夕の灌水で何とかしのげても、高温が厳しいです。直射日光と地温の上昇を防ぐために遮光ネットや不織布を張ったりしているのですが、なかなかうまく行きません。
次は種まきをしたものたち。
植物の種子には「発芽適温」と言われる温度帯があります。これはその植物が発芽するのに必要な地温の状態のことです。たとえば大根の発芽適温は15~30℃で、タマネギは15~25℃とされています。
発芽適温が最低15℃の場合は、1日の地温が15℃をキープし続けねばなりません。さらに、昼夜の地温差が10℃以上あると、発芽率は激減するのでありますね。
というわけで、その温度を下回ると発芽しにくいということは知っていましたが、実は発芽適温と言われるこの範疇を上に超えても発芽率は落ちるんですよね。
今年は厳しいなあ。だって、地温でしょ?日中の日向の地温なんてものすごく上がるし、夜もなかなか下がらないんだもん。こりゃ、そう簡単には発芽しませんぞ。(^^;)
思い返せば昨年の秋も暑かったですし、今年も昨年以上に暑いです。来年以降もこの状態が続くのであれば、例えば野菜作りのマニュアル本や、種の袋に書いてある育て方、あるいは昔から地域ごとに伝わってきた「野菜作りの常識やノウハウ」といったものが全く通用しない。そんな時代がいよいよ到来しているのかも知れません。
こうなるとこれまでのやり方に捕らわれず、臨機応変にいろいろやってみるしかありません。そして、その工夫をみんなでシェアし合って気候変動を乗り切るしかないのでしょうね。
さて、天気予報を見るとようやく今週末からは雨マークが並んでいますから、残暑も落ち着くのでしょうか。
苗の植え直しはそうなってからでも大丈夫かな?
え?10月も暑いって?
暑さ寒さも彼岸まで。
この雨が植物たちにとって慈雨となりますように。
そして、季節が一気に秋に向かうといいな。(^^)
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