「魔法のぼかし肥do_no部」ひとまずの最終回 そしてみんな旅立った
仮称「魔法のぼかし肥do_no部」の土嚢袋でぼかし肥を作ってみる試みの経過報告、ひとまずの最終回です。
土嚢袋でつくっていたぼかし肥もいよいよ完成して、各自の思惑で使われ出したようです。そして、メンバーはそれぞれが次の活動へと旅立っていくのでした。^^;
Chappyさん
大切なことは「材料と菌たちに快適な環境を整えること」とまとめておられますが、まさにその通り。我々がすべきことはこの一事のみです。
どうやら庭の夏草を刈り取って、土嚢袋で新たな草堆肥を作り出されたと風のうわさで聞こえてきました。チャレンジ精神旺盛なChappyさんのことですから、これからもいろいろ面白そうなことを見つけては挑戦されるに違いありません。(^^)
うずまきさん
最大の感想は「追われた」。確かにそうです。(^^)
反応が早いから、24時間ごとに「見れる」「お世話する」環境が必然だと書いておられますが、本当にそれは大切なことです。うっかりサボると取り返しがつきませんもんね。
空いた不織布と黒土嚢袋とコンテナを見て、すぐまた仕込もうかと思ったとおっしゃってますが、きっともうすでに草堆肥か何かを仕込んでおられるに違いありません。
今だからこっそり言いますが、実は今回の三人の材料の種類と配分を眺めて最初に私が感じていたのは、一番すんなりとうまく行きそうなのはうずまきさんで、Chappyさんのおからと私の米粉がかなりリスキーかな?という事でした。^^;
ただ、おからについては前例がたくさんネット上にありますし、水分調整さえうまくやればなんとかなるだろうと思っていましたし、実際Chappyさんはそこを上手にクリアされたわけです。
問題は私の米粉です。米はその大半がデンプン(糖)でして、カビの大好きな易分解物質。前回は白カビに続いて青カビが大量発生して大失敗でしたのですごくトラウマだったんです。そこへ来てAIの指示してきた量が多かったものですから。www
今回は結果的には白カビが米粉のエネルギーを使って内部温度を保ち、高温好気性細菌である放線菌にうまくバトンタッチしてくれましたので事なきを得ました。ただし、あれ以上温度を上げ続けると、窒素分が減少して肥効が下がる事が考えられますので、なかなか難しいところです。
さて。これで我々は土嚢袋で草堆肥とぼかし肥を一通り作ったことになります。やはりこういうことは本やネットでいくら知識を得てもうまく行きません。頭でやり方やコツを理解したつもりでも、自分で実際にやってみると失敗することもあるし、時には成功することもあるでしょう。
そうして失敗と成功を繰り返す中で立ち止まって「自分で考える」。ここではじめて知識がストンと「腑に落ちる」んだと私は思っています。頭でわかるじゃなくて体験を通して身体でわかる。それは言葉じゃ言い表せない感覚なのかもしれません。
ま、偉そうなことを言っていますが、私も思いもよらない失敗をたくさんします。何しろ発酵は奥が深いですからまだまだ知らないことだらけです。というわけで、私の楽しい学びはこれからも生涯に渡って続くのですね。
最後に一連の記事を読んで声援を送っていただいていたみな様に感謝し、伸びしろしかない我々メンバーにエールを送って「魔法のぼかし肥do_no部」の活動を閉じます。お疲れ様でした。(^^)