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カラダを創るのは誰なのか?
今の生活を維持するために、いつの間にか「食事を他人任せにして健康ビジネスに依存してはいないか⁇」と、ふと思い出した。
看護師をしていた時は「患者さんのために!」と言う使命感の元、怖い先輩に怯えながら過ごす毎日。
冗談抜きで昔の(今もまだ名残はあります)看護師社会は、昭和の縦社会組織なので、今思えばよく頑張ったなぁと思います。
と言うのは置いておいて
そういう環境下でいると、神経使うのは仕事では無く(もちろん失敗しない様に仕事にも集中しますよ)、先輩に怒られない様にとか機嫌を損ねない様に…という方に気を使う生活。
仕事が終わって家に帰って
食事を作る氣なんて起きないんですよね。
そこで頼るのがスーパーのお惣菜やコンビニのお弁当達。
ありがたいですよね!
レンジでチン!すればいつでも美味しいものが頂けるんですもの!
主食副食、野菜にサラダ、汁物やデザートまで揃っていて、「調理をしなくてもバランス良く食事が取れる‼️」
そう思っていました。
ある日突然訪れる不調…
年齢的にも 30も半ばを過ぎると
何かしらの不調を訴え始めます。
偏頭痛に肩凝り、腰痛や花粉症。
女性の方のほとんどが生理による不調。
自覚のない冷え性。
早い人は10代20代の頃から
こういう症状に悩まされています。
年齢を重ねると「もう歳だわ〜、やーねぇ〜」と言っていた先輩たち。
自分もその年齢になるとそうなるのかなぁと思いながら過ごした20代。
看護師も肉体労働なので日々の疲労感は半端なくて、一晩寝て疲れが取れていたのは20代半ばまでかな。
確実に疲労は蓄積していました。
年齢と不調をグラフにすると
イメージ的には「緩やかな下り坂」を想像しがちですが、実は違います。
まずは
◉元々の体質
がベースにあります。
それは子どもの頃を思い出して下さい
・食の細い子
・よく食べる元気な子
・お腹いっぱいまで食べちゃう子
・寝ている時に半目を開けて寝る子
・ヨダレの多い子
・イビキや歯軋りをする子
あとは性格からもみる事ができます。
食べることは成長期には必要な事ではありますが、「食べ過ぎる」ことは子どもも大人も良い事なんて無いです。
これにプラスして
◉思春期のホルモンバランスの変化
◉疲労の蓄積
◉食事生活の不摂生レベル
◉酒タバコなどの嗜好品の有無
◉運動習慣
◉ストレス
◉生活する環境
◉その他いろいろ…
これらが蓄積する事で
ある日突然、階段を踏み外したかの様に体調はガタ落ちし、ある日突然病気を発症する。
それはまるで「時限爆弾が作動したかの様」にカラダが壊れるんですよ。
他人任せな健康管理
昭和生まれの方達って
自分の事より他人に施しをする事が「善」みたいな教育、ありましたよね。
医療やサービス業はまさにその典型。
確かに医療者は病気や治療の知識はあります。
適切な薬を処方して、病気と食習慣を振り返って栄養指導を行い、患者さんの生活まで管理してくれる。
ですが
「管理する側=医療者」と「管理される側=患者」に分けられ過ぎていて、結局のところ今の日本は「医療が無ければ健康管理すら出来ない人達」が出来上がっている現実にゾッとしました。
それって医療者も同じ。
病気の知識はあっても、自分で健康管理は出来ていません。
何かあれば病院に行けば大丈夫。
何かあれば薬を飲んで病院に行けば良い。
いつの間にかそんな「安心安全神話」が確立されている。(まぁこれは、戦後から計画的に行われたモノですが)
自分たちで健康管理する事をしなくなった。
健康管理とは
食事に気をつけるとか
バランスの良い食事を取るとか
運動をすると言うことではなくて
今の自分は無理をしていないか
不調な時にカラダを休めているか
休むタイミングを自分で解っているか
風邪をひいているのに無理に出勤していないか
食べ過ぎていないか
飲み過ぎていないか
夜更かししていないか
イライラ不機嫌になっていないか
落ち込む事が多いなぁと気づいているか
やる気が出ない事に気付いているか
他人に優しくなれない自分に気づく
他人が羨ましくて妬ましいと思う自分に気づく
いつも誰かの事を考えている自分がいる
それは「ダメな私」では無くて
「今のわたしはここまで余裕が持てない程に疲労している。他人の事ばかり考えて、自分の事さえ把握出来ていなかった」と言う現実を知る事です。
メンタルと肩凝り冷え性などの症状を別物として考えがちですが、カラダと心は繋がっています。
モチベーションを上げる事は大切だと思いますが、まずはカラダを整える事が先決です。
何をすれば良いかと言うと
「何もせずに寝る事」
疲れて体調が良くない時にモチベなんて上がりませんから!
結局のところ
カラダを創っているのは今食べているモノで
その栄養を五臓六腑がうまい具合に調合し
全身に栄養素を届けた後にカラダ中のゴミを持ち帰って排泄しています。
良くも悪くもしているのは「自分」
健康ビジネスに乗っかった
何が入っているか分かったもんじゃない代物や
添加物満載な食品の類は
それを取った安心感と言う
「マインドコントロール」をされているだけでカラダにはなんの役にもたってないのが現状。
(効果効能には個人差が有りますという謳い文句)
実際今のカラダがどうなのか?という視点でみると分かりやすいですね。
生きる事の主軸がカラダより生活になっている
人間って欲の塊だから、次々と欲しますよね。
若い頃は物欲だったり
次は家庭や子ども
中盤になると健康なカラダになり
次は若さ
年齢を重ねる事と老化は比例しません。
年齢を重ねることは自然の摂理であって、生物なら避けられない宿命。
老化は「いかに自分に優しく毎日自分を優先して過ごせているか」によって大きく変わります。
お金を掛けなくても
毎日の生活の中で出来ることを
次回お伝えします。
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