短歌:スズメバチと列車
遮断機の中で採餌のスズメバチ
列車が過ぎて地に落ちていた
踏切で列車待ちをしていると、
遮断機の中でスズメバチが餌を獲ろうとしていました。
もうすぐ列車が来てしまうけど、
あのスズメバチはどうするんだろう?
列車にびっくりして、こちらに飛んできたらどうしよう?
などと考えているうちに、列車が通過しました。
遮断機が開いて、スズメバチが飛んでいたあたりを見ると、
地面に死んでいました。
列車に当たったようです。
列車は生物でないけれど、
弱肉強食の世界を見た気がしました。