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ウィサンカーラー ルアンター・シンサット師

考えること

思考は

私達を

過去に連れ去り

未来に連れ去っていきます

その様に思考に浸り込んでいては

現在にどうしていられるでしょうか

瞑想で座ったとしても

今度は

座ってまた「考える」のです

瞑想で考えて観察しようとすると

またぐるぐると思考をしてしまうのです

それではどうしようも無いのです

思考の事をサンカーラ(行)と呼びます

ウィ・サンカーラとは

ニッパーン(涅槃)とは何でしょう

ウィ・サンカーラとは涅槃の事です

ア・サンカタとは涅槃の事です

それ以外のことはサンカーラ(行)です

つまり思考する事、考える事です

思考から離れること

それは解脱(ヴィムット)です

思考の中にいることは”もしも”(ソムット(タイ語))です

私達の普段の言葉で言うならば

「考えることはサンカーラ(行)」であり

「もしも」「例えば~」の妄想の世界の話です

しかし

もし思考を止めるならば

それはウィ・サンカーラと言いますが

飾り立てられないのです

それはすなわち

ア・サンカタ*なのです

涅槃なのです

ア・サンカタ 要因によって生み出されないダンマ、因果的要因から生じないダンマ、すなわち涅槃。サンカタの反対語

Tipitaka



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