人間はダンマを受取るに最も適している ルアンポー・プラモート師
ブッダの教えるダンマは
人間に合っているのです
ブッダの教えるダンマに適しているのは
ここにいる私達なのです
なぜ梵天の世界では悟りを開けないのでしょうか
なぜならば梵天界は停止していて何も無いからです
あまり変化することがないのです
天使なども美しくそのままなのです
楽しく幸せで
それにぼーっとしているのです
変化することが無いのです
人間の身体は
病気になったり
痛みが出たり
あれこれと変化するのです
心もまた
楽が生じ
苦が生じ
善くなり
悪くなるのです
常に変化しているのです
これなのです
私達が特別である理由は
私達には五蘊があるのです
ダンマを受取るには
最も適しているのです
ですから
人間は
梵天や天使にとっての天界なのです
しかし
人間が梵天や天使に
生まれ変わりたいと思っているのは
本当に可哀そうです
本当に善いものを解っていないのです
私達には既に善いものが備わっているのです
腐っていく身体があるのです
病気になり死んでいく身体があるのです
長寿である必要は無いのです
一万年も変わらないという事では無いのです
三相(無常・無我・苦)が観えやすいのです
私達の心も常に変化しているのです
楽になり
苦になり
楽も我を忘れるほどの楽では無いのです
苦も地獄に落ちるほどの苦では無いのです
修行できないほどの苦では無いのです
ですから人間の心というものは
中庸なのです
修習に最も適しているのです
この瞬間にも私たちには
修習する用意ができているという
財産を持ち合わせているのです
私達の古い業が
善き結果を出したのです
それは
五蘊のある人間という
修行の用意が出来た状態なのです
それから
私たちはブッダのダンマを聴くという
機会に出会う功徳を持ち合わせているのです
無駄に時間を捨ててはいけませんよ
歳取ることは待ってはくれません
病気になることは待ってはくれません
死ぬことは待ってはくれません
今日から修行するのです
それは
ダンマが消滅してしまう前に
道が見つからなくなってしまう前に
行わなければなりません
仏暦2566年2月18日