19時半
庭に出ると空はまだ薄ら青い 風が時折強く吹き、頬をかするくらい近くを小さい鳥が後方から勢いそのままに飛び去った 木々のざわめきその合間から月が顔を出していた
この木はオリーブでかるえさんから昔頂いたものだ すごく成長して今では見上げる高さになっている
オリーブの実って別種の木を植えないと実らないらしいことを当時は知らず、後日オリーブの嫁を買いに出かけた そして立川駅の小さな花屋で手頃なものを見つけ購入したんだった
2本の木々は地に根をはりすくすく育った しかし何年経っても実はならなかった
ある時気づいた この2本同じ種類なんじゃないかって 今更の遅過ぎる発見だった
そしてもう実なんて出来なくてもいいか 気持ちよく生きてるし そう思い始めた頃に知人からオリーブの木が送られて来た
というわけで、現在大きい2本と小さい1本が日当たりのよい場所に並んで立っている まさに家族の様相で微笑ましい
葉のシルエットが濃く浮かぶ 夜がやってきた
さっき飛び去った鳥がまた戻ってきたと思っていたら、コウモリだった こんなに低空飛行するの知らなかった しかも超高速
ナターシャ
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くすっとふふっとなれるような日記を、西から東、東から西へと毎日(ほぼ)やりとりしています
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かるえ&なたーしゃ