自分を表現する言葉を増やす取説ワークショップ連続3回講座!実際に、自分だけの取り扱い説明書を作ります。
※募集終了いたしました。たくさんの申し込みありがとうございました!
「もっと自分のことを表現できる言葉が増えたら。」
私は自分のことを他者に説明するときに、うまく言葉が出てこず、悩んでいた時期がありました。
本当はこんな言い方をしなくても伝わると頭ではわかっているのに、自分の調子によってはできなかったり、調子が良い日と調子が悪い日の違いがわかるようでわからなかったり。
自分を大切にするって言うのは簡単だけど、実際「大切にする」ってどういうことなんだろう、と悶々としていました。
そんなときに出会ったのが、べてるの家の当事者研究、という取り組みでした。べてるの家とは、北海道浦河町にある精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点です。そこで行われている当事者研究という取り組みは、当事者がかかえる固有の生きづらさを元に、その中から生きやすさに向けた「研究テーマ」を見出し、その出来事や経験の背景にある前向きな意味や可能性、パターン等を見極め、仲間や関係者の経験も取り入れながら、自分らしいユニークな発想で、その人に合った“自助-自分の助け方”や理解を創造していくプロセスを大切にしている取り組みです。(一部HPより抜粋)
当時の私は、藁をも縋る思いで、ベてるの家がある北海道の浦川町まで行って、話を聞きにいきました。
実際に当事者研究をやっている場に参加させてもらって、参加している一人ひとりが感情を丁寧に共有しながら自分と向き合っている姿がとても印象的でした。
自分はどんなときに調子が良くなって、どんなことがあると調子が悪くなるのか。調子が悪くなったら、何をすれば、回復して、自分の周りのいる人たちにどういうヘルプを出せば良いのか。
そんなことを他者に共有して、その共有したことに対して、聴いていた周りがコメントをしていく。
そんなやり取りがその場では交わされていました。
この時、障害の有無に関わらず、「自分の取り扱い説明書」を作り、かつそれを他者にも共有する重要性をひしひしと感じた瞬間でした。
自己開示ってとても勇気がいることだと思うのですが、それ以上にそこにはどんな自分であってもお互いを認め合い応援し合う関係性が広がっていました。
私もこんなコミュニティと関係性を作りたい!広げたい!
そう思って、今回のワークショップを企画することにしました。
そして、べてるの家での学びを経て、私自身も5年ほど前から自分の取り扱い説明書を作成しています。(年々アップデートしています)
この取り扱い説明書を、自分の仕事仲間やパートナーにも共有して、自分が大変な時や困っている時にどうして欲しいかを共有するようになって、随分自分を責めることが少なくなりました。
自分が楽になった理由としては大きく3つあると思っています。
取り扱い説明書を作る最大のメリットは、自分だけではなく周りの安心にも繋がる、ということだと思っています。
生きていれば、誰しも不調(落ち込み、不機嫌、イライラ等)は訪れます。でも、大切な人が不調だった時に、なぜ不調なのか?わからなければ、不安になります。
と悩んだことがある人もいるかもしれません。
そんな時に取り扱い説明書があると、
「こうなったら、こうしたらいいのね」と理解できるので、安心して相手と向き合うことができます。また、取り扱い説明書があることで、「あなたの場合はどう?」と相手を知ることにもつながります。
こういった自分の経験から、ほとんどの人間関係は、この取り扱い説明書が大いに貢献してくれるのではないか、と私は思っています。
誰しもが持っている何らかの「特性」。
このワークショップでは、自分の特性を「治す」ことを目指すのではなく、「心地よく付き合っていく」ことを大切にしています。
連続3回のワークショップでは、実際に自分の取り扱い説明書を完成させます!
ワークショップの詳細は下記に記してありますので、ご興味を持ってくださった方はぜひご覧ください◎
一緒に取り扱い説明書を作成して、共有し合えることを楽しみにしています!
▼目的
自分を表現する言葉を増やし、他者に自分を適切に説明できるようになることで、自分も他者もより大切にすることを目指します。自分を適切に癒し、自分の特性を理解して、日々を過ごすきっかけをつかみます。
なにかスキルを身につけるとかアドバイスをしたりする場ではありません。
また、自分と同じような特性や悩みを持っているひとがいることを知り、
話してもいいんだと思えるようになることや、頼れる先を増やせるようになることを目指します。
▼テーマ
トリセツワークショップでは、大きく3つのステップを大切にしています。
①認知(自分の思考の癖を知る)
②工夫(工夫できることを考える)
③行動(実際に工夫を行動に移す)
テーマ:自分を縛っている思考の癖を知る
1回目:12月4日(月)20:00-22:00
・参加者自己紹介
・「認知」自分を縛っている思考の癖を知る
まずは自分の思考の癖を知ることから始めます。自分の悩みや特性がどこから来ているのか、自分の特性の解像度を上げていきます。自分でジブンの特性に、名前をつけて客観的に捉えるワークをします。
テーマ:自分が自然体でいられる工夫を考える
2回目:12月11日(月)20:00-22:00
・自分の取扱説明書を作成
・自分の特性を認知した上で、そこから日常生活で工夫できることを考えてみます。どういうときに特性が出やすいか、どうすればその特性が緩和され付き合いやすくなるか可視化し、具体的なアクションプランに落とし込んでいきます。
テーマ:工夫を実践して振り返ってみる
3回目:12月18日(月) 20:00-22:00
・自分の取扱説明書をブラッシュアップ&完成
・実際に工夫を行動に移し、その振り返りを行います。定着するためには振り返りが欠かせません。実践後の振り返りのコツも含め、本当に自分にあった実践を見つけていきます。
▼こんなひとにおすすめ
・自分の特性について言語化したい人
・自分についての悩みを持っている人
・他者にうまく頼れるようになりたい人
・1人ではなく誰かと一緒に自分と向き合いたい人
・自分と他者との関係性をより良くしていきたい人
▼大切にしたいこと
・できる、できないの評価基準で判断しない
・調子が悪い日は向き合うことを無理しない
・それぞれの違いを楽しむ
・失敗、うまくいかないこと、大歓迎!
・自分が聴いて欲しい聴き方を他者にもする
▼参加費
社会人:22,000円(税込)
学生:16,500円(税込)
▼定員
社会人12名
学生3名
NPO法人SETさんとの特別コラボYoutube LIVE
色々とやることが沢山あったり、忙しい中であえて立ち止まって自分について考えたり、自分の「トリセツ」を作る意味って何があるんだろう?
今回のプログラムの企画・ファシリテーターである大滝と、岩手県広田町を拠点に「豊かになるひとづくり、まちづくり、社会づくり」をビジョンに掲げ、人生の学び舎づくりに取り組んでいるNPO法人SETの理事である岡田勝太さんをお招きし、「今、立ち止まって自分について考える意味ってなんだろう?」をテーマにYoutube LIVEを行いました!
▼アーカイブはこちらから
▼本編へのご参加お申し込み
下記のGoogleフォームよりお申し込みください。
※キャンセルについて:
参加費振込後の返金は致しかねます。ご了承ください。
※申し込みの際にFacebookのアカウントをご記入いただき、申し込みいただいた方のmessengerグループを作成させていただき、そちらで詳細のご案内いたします。
※Facebookのアカウントをお持ちでない方は、申し訳ありませんがご登録をお願いいたします。
申し込み締め切り:12月3日(日)23:59
※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。
▼ファシリテーター
原田優香
社会福祉士、精神保健福祉士、産業カウンセラー
1994年生まれ、京都府宇治市出身。2018年3月より、3人1組の対話を通して参加者が「安心して悩みや生きづらさを吐き出せる」ことと、他者からのフィードバックや声掛けによって 「自分の特性を言語化」していく「ジブン研究」を実施。現在は9期目、総勢300名弱が参加。
2022年12月に人と組織の可能性を共に広げる会社、合同会社&anteを起業。
2023年4月より立教大学大学院リーダーシップ開発コースに通学しながら、人が活き活きと働ける組織づくりについて研究中。
趣味は、読書と山登りと生き物とのふれあい。
大滝 文一
認定キャリアコンサルタント・コーチ
北海道旭川市出身。早稲田大学在学時、自分との対話を通して気づきを生み出し、課題解決に繋げるコーチングに出逢い学びを深める。
米国発の世界的な表現教育プログラムを手がける教育NPOで5年間プログラムの企画運営を行い、全国を廻りながら参加者が自分を信じ、勇気を出して一歩踏み出す場作りに携わる。出身である旭川にUターン後、独立。個人でもコーチングやキャリア教育を主軸に横断的にプロジェクトを行う。
2022年12月、スウェーデン留学中に人と組織の可能性を共に広げる会社、合同会社&anteを共同創業。2023年6月にUniversity of Gothenburg IT and Learning 修士課程修了。2023年10月から日本で学習科学の博士課程に在籍。趣味は昼寝、読書と弾き語り。
お問い合わせ:gk.andante@gmail.com
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