躁うつ日記#27 ぐんぴぃさん(バキ童チャンネル)にハマる
うつ(状態)→小康状態っぽいに今に至るまで、色々と変わったことがある。そのうちのひとつに、「思わず笑いが漏れるということがなくなった」ことが挙げられる。
誰かと過ごしていたり、好きなものに触れて、楽しさを感じないわけではない。でも、ワーッと思わずテンションが上がってしまうような感覚はほとんどない。たまにテンションが上がると「テンションが上がっている!?」ということに自分でびっくりする。
もっとも、もともと軽躁状態の時のテンション爆あがりをこれまでにたくさん経験しており、病状としては「低め安定」が目指される私にとっては、ある意味望ましい平穏なのかもしれない。
でも、なんかこのまま、人生ずっと徒歩みたいな気持ちで生きていくのかな、という、ぼんやりとしたなんとも言えない気持ちがあった。
そんな折に、ぐんぴぃさんの動画に出会った。それは「最悪家族ドラフト」という、もし自分の家族だったら嫌だなというキャラクターを挙げていく動画だ。
「平和な家庭が憎い」という語りから始まる、ぐんぴぃさんとボールペンさんの家族のヤバいエピソード。みんなで笑いにかえつつも「恐ろしいよね」ともきっぱり言っていて、なんだか信頼できるなと思った。
なんか、やばいものは依然としてやばいんだけど、「これってやばいよね」という感覚が他の人と共有されることによって少し息がしやすくなることって結構あると思う。そういう意味で、家庭内という閉じられがちな環境のやばさを、今回の企画ではキャラクターというフィルターを通して、みんなで消化していて良かった。
個人的には、千と千尋の父親のやばさが明るみに出た点がアツかったし、となりのトトロのおばあちゃんを「誤情報を回して撹乱した人」と評する人を初めて見た。
話し合いの末、どんな世界線でも巡り会わないだろうオンリーワンな最悪家族が出来ていて、本当に嫌すぎて笑ってしまった。
そこではたと気づいた。え、わたし笑えてるじゃん。
楽しい……!
そこからは、チャンネルの動画を見まくった。最悪家族ドラフトから入った自分としては、やはり家族の話をぐんぴぃさんが軽妙に話す動画が好きなのだけれど、土岡さんの相槌が絶妙に予測できなかったり、ファブリーズの舞、突如挟まれるパッチギワンマンショーなど、見れば見るほどいろんな面白さが止まらない。
そしてまだまだ動画がある。楽しみがいっぱいあって楽しい!まだまだ私は笑うことができそうだ。いつかライブも見に行きたいなあ。