躁うつ日記#29 NOと言う優しさ
大雨が降っていたある日、インターホンが鳴った。「何か配達の予定があったっけ」と訝しみながら出ると、不動産の営業だった。この時点で断ればよいものを、「一回インターホンで応対した手前、断りにくいな〜」と思ってドアを開けて話を聞いてしまった。
外は、私が思っていたよりも雨が吹き荒れていて、玄関口に少し顔を出したぐらいの私ですら「さむっ」と感じるほどに冷たかった。そんな中でも、営業の方は必死に営業の糸口を見つけようと色々と質問してきてくださるのだが、いかんせん不動産には縁遠く、曖昧