唯一の家族を亡くした、24歳のお正月
起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。
新年あけましておめでとうございます。
年末から更新が途絶えて3週間 ——— つらい時間を過ごしていました。
本当ならば、年末には締めのnoteを、新年一本目には例年にならい “2025年したいことリスト” を書きたかったのですが、息を潜めていたここ数週間のお話からさせてください。
- 年末
12月もクリスマスを間近に控えた頃、彼と(あ、“1人King Gnu” の)早めのクリスマスディナーを頂いたお店で、食あたりになりました…。
生食ではなかったのですが、あの時の牡蠣かムール貝か、痛んでいたのではないかなぁ。
※以下、お食事中の方はごめんなさい
それで、21日の週末は上からも下からも、もう・・・。
何も出ないのに嘔吐は止まらなくて胃液だけが出る、みたいな。
病院では急性胃腸炎の診断を受けて、その後2日ほど寝込んでいました。
それから平日にかけて体調は持ち直したかと思えば、次の週末には肺に違和感と息苦しさ、咳が止まらなくなりました。
タイミングがなく病院にはかかれなかったのですが、気管支炎のような症状だったように思います。
それから程なくして、年末最終週で38℃を超える発熱。
仕事納めをして、お正月休みが終わるまでウチに泊まりに来てくれていた彼も、発熱と強いのどの痛みを発症。
二人して長期休み早々に体調を崩してしまいました。
- 大晦日
この日は体調不良も程々で、お蕎麦とおせちを買おうと彼とともにイオンへ行きました。
今、私が住んでいる街は以前、母と暮らしていた地域に近くて、そのイオンにも母と何度も訪れた場所でした。
母が亡くなってからも一人で来たり、お買い物をすることはあったし、そこまで警戒していなかったんです ——— 年末年始の “それ” を。
彼とイオンのスーパーでかごを持ち、おせちが並ぶコーナーを歩いていた時です。
私は、そこにいることがつらくて、苦しくて、仕方がありませんでした。
異変に気付いた彼がすぐに外へ連れ出してくれました。
「 おかあさんがっ、おかあさんがいない…っ 」
「 年々薄まるってわかってる、そのうちラクになるって 」
「 でも、私はあと何度、こんな思いをしないとあかんねやろう 」
「 あと何回年を越せば、ラクになれるんやろう 」
私はその場にしゃがみ込み、かと思えば泣き喚いて、暴れて ——— 夏ぶりにパニック発作が出てしまいました。
10月から精神科の通院もお休みしていて、薬も飲んでいませんでした。
最後の最後に、母の死という現実から逃れることはできませんでした。
- お正月
体調が悪いから心も、なのか、心が優れないから体調も、なのか。
卵が先か鶏が先か、です。
1月1日は、陰鬱な気持ちで目が覚めました。
咳も止まらないし、熱もあるし、パニック発作を抑えるために飲んだ頓服薬のせいで頭がぼーっとしているしで、決して “2025年だ!おめでとう~!” という気持ちにはなれませんでした。
予定していた初詣も、母との思い出深い場所。
どんな気持ちで行って良いか分からず、今の精神状態で母の影のある場所に行くのはかなり危険な行為だと判断しました。
やむを得ず初詣は中止。
“お正月感” も今の私には胸を刺すものがあって、テレビを観ることも、外に出ることさえも控えました。
- 1月5日 現在
年末年始がこんなにつらいとは、思いませんでした。
確かに考えてはいたんです、どうやって過ごそうかって。
喪中だから、風習という点で言えば祝い事を避けて、静かに過ごすのが良しとされるでしょう。
けれども楽しく過ごすことを考えれば、友人やパートナーと集まって、神社や居酒屋でカウントダウンをするのも良いかもなって。
母の死後、初めての年越し ——— 。
私は、母を想っていたいことは確かだったので、31日の夕方は自助会(大切な人を亡くした若者のつどいば)に参加し、夜はお蕎麦を。
そして1日はパートナーと、母のパートナーと3人で初詣に。三が日は毎年母がおせちを作ってくれていたように、私もおせちを買って食べようと思っていました。
でも、何もかも、予定通りには進みませんでした。
こんなにつらいなんて、思わなかった。
母が居ないということが、
もう二度と一緒におせちを食べられないということが、
どういう意味であるか、こんなにも実感させられるとは思いませんでした。
そのせいか、鬱症状が再発してしまったようにも思います。
私は鬱状態になると寝ても寝ても眠たくて、まるで強制終了がかかるように、外に居ても、何をしてても、眠気に襲われることがあります。
他には、
・思考が極端かつ壊滅的になる(平たく言うとネガティブになる)
・自傷的になる
・フラッシュバックが多くなる
・食欲が減退する
・入浴や歯磨きができなくなる
などがチェックポイントとして挙げられます。
大晦日のパニック発作以来、ずっと鬱状態が続いています。
悲しかったんです。悔しかったんです。
笑って、幸せな気持ちでお正月を迎えられなかったことが。
大晦日の出来事では、昨年一年間の自分の行動へ答え合わせが出されたような気がしました。
言葉が出なくなるのは傷つけたくないから、暴れるのは母の死への怒り。
読者さんには何のことか伝わらないかもしれないけれど、私にはそのピースがピタッとハマりました。
少し、トラウマです。
これから年末年始という時間が来る度に、私は身構えてしまうでしょう。
新年の始まりを心から喜べる日は来るのか、来年はどこで、誰と、どんな年越しを過ごしているのか ——— 。
1月は、23日に一周忌になります。
母は昨年の1月17日にくも膜下出血で倒れて、あっという間に息を引き取りました。
“1月” は、すべてがカウントダウンのように感じます。
一年前の今日は、まだ母は生きていたのにって。母が死ぬまで何日だって。
17日や23日はきっと、心が壊れるような気がしています。
私はこの “1月” という時間を、ただじっと、耐え忍ぶように過ごすことしかできないと思います。
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