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小さな花が集まって一つの私になる|ナカマド展 by INDIA THE SPICE|R5.05/06|永松杏夕実ウィンドウアート
2023年の5月〜6月にかけて開催されたグループ展「ナカマド展」の会場"INDIA THE SPICE"の窓に花の絵を描きました。1階が深夜までオープンしている飲食店で、2階はギャラリーとなっています。6月は優しい色合いの紫陽花を描きました。丁度目の前の通りにも咲いていました。
Instagram お店@indiathespice
ナカマド展@nakamado_ten_2023
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淡い色に差し色を入れたデザイン
夜の展示なので、今回は外の光に負けないように差し色の黄色を入れてみました。
●周囲の環境
目の前の窓には大型スーパーがあり、夜遅くまで光が入ってくる。床はモノクロで、壁などにはナカマド展の様々なアーティスト達の展示、室内にはマスターの集めたおもちゃや乗り物、1Fの飲食店は壁中に時計やおもちゃやアンティーク品、楽器が飾ってあるミッケの様な雰囲気。
⚫️配色
今回は6月というのと、お店の前に紫陽花があり期間中に咲くのに合わせて紫陽花を描きました。夜になると大型スーパーの光に負けてしまうので、淡い中に差し色の黄色を入れてみました。
店舗外観の色→白・黒・青・灰+木
絵の色→青・水色・紫・緑・黄色
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絵の具の質感を大切にしたデザイン
陽花を表現する際に気をつけたのは平坦な印象にならないことです。最初は筆のあとが残らないように綺麗に塗ろうとしたのですが、それだと人工的に感じて面白くなかったので、絵本を描くように絵の具で好きに濃淡をつけてみました。
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背景の大型ビルの機械的な雰囲気と、手描きの絵のコントラストが個人的にお気に入りです。
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一色だけで塗った箇所と、色を重ねて塗った箇所があります。塗り重ねてしまいすぎると、綺麗に色が混ざってしまって平坦な印象に戻ってしまうので、何度も描き直したところもあります。
小さな花が集まって大きな花になる
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紫陽花の好きなところは、小さな花が集まって大きな一つの花になっているところ。きっと私たちも最初から大きな大輪の花にはなれない。でも小さな花でも集まれば大きな花になる。
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色んな色の小さな花を沢山咲かせていこうと思えますように。
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