諦めた途端にゾーンがやってきた
目が覚めると15時をまわっていた。
昼寝から覚めたのでない。朝方にふとんに入り、起きたら15時だった。
15時に起きたら、多くの人は「ああ(今日はもう)終わった」とうなだれるだろう。わたしもだ。
だけど今日は違う。別にこれでよいのだ。
夜型をなおそう、早く寝ようとするのを諦めたから。
とても気が楽になった。
なぜなら「終わり」がひとつなくなるからだ。
わたしの1日には、なんとなく「終わり」が2回ある。
1回目は夫の帰宅時間。
2回目は就寝の目標とする時間。
ふたりで夕飯を食べてからなんとなくPCには向かってみるものの、夫は夫でテレビをみたりトイレに行ったりお風呂に入ったり、時に話しかけられたりとごそごそしているため集中できたものではない。
夫が就寝態勢に入ってからが2ラウンド目の本番だが、自分の就寝目標までもうあまり時間がない。
あまりに仕事に追われているため、このたび緊急措置として2回目の終わりを撤廃した。
早く寝ることを諦めた瞬間、昨日は夜が溶けた。
上階のドタドタとやかましい生活音も静まり返り、連絡はクライアントからも誰からもやってこない。
たまに聞こえてくるのは大型トラックが走っていく音だけ。
わたしの心も静寂と化し、ものすごい勢いで仕事が進んだ。これをゾーンといわずして何をゾーンというのだ。
カーテンを閉め切っているため外が明るんできているのにも気づかない。
ふっと時計に目をやると、5時をまわっていた。
それからお風呂をわかし、お風呂をわかしているあいだに推しの新着動画を2、3パトロールし、肩までしっかり湯船につかり、ほくほくとした気持ちでふとんに入る。
そこに「早く寝なきゃ」という焦りはゴビ砂漠の砂1粒たりともない。
だから15時に起きようが後悔もない。
∽∽∽
わたしのパフォーマンスがもっとも高まる時間帯が本当に深夜だとしたら、毎日こんな生活を送れたらどれだけ仕事の効率が上がるだろうか。
もしも本当は集中できる時間帯が朝や昼なのだとしたら、昨夜のゾーン体験以上のゾーンが待っていることになる。だとしたらすごいぞ。
これ以上生活リズムが後ろにズレることはないだろう。
そして今この緊急事態が終わったらまたすこーしずつ前に生活をずらしながら、自分のパフォーマンスが最高に上がる時間帯を探っていきたい。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたがもっともゾーンに入りやすい時間帯はいつですか?