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下向いてたっていいじゃない

いやあ…確定申告を終えてからまだ1ヵ月も経っていないなんて、冗談でしょ。
昨夜、3月を振り返っていて唖然とした。
3月後半、わたしはいったいなにをいていたのか。
抜け落ちた記憶をたぐりよせる手助けとなるのが、ほぼ毎日書いているこのnoteのはずだ。
しかし一度書いた自分の文章を読み直す作業はどうも気恥ずかしいし苦手である。

ほとんど抜け落ちた記憶を取り戻す努力をしないで、逆に手元に残っている記憶・イメージといえば、まるで耕うん機のごとく自分のフィールドを耕しまくったよね、ということ。

土を耕し、畝を立てる。

すべての活動の基盤となるような資料やスプレッドシートの作成、基礎知識の習得。
そういうことを3月といわず年末年始あたりから進めてきた。


さあ耕しおえて4月。
テレビもラジオも新年度・新学期の話題で持ちきりで、新年度も新学期も関係ないわたしでも、ちょっとふわふわする。
気候もようやく暖かくなってきた。

「いくぜぇぇぇい!」と行きたいところだが、行かないし行けない。

アクセルベタ踏みして駆け抜けちゃう、みたいなことは、夏の海辺ドライブが適切だ。

今までとにかく空回り・不調が多かったこのシーズンにアクセルベタ踏みしようもんなら、せっかく耕したフィールドをめっちゃくちゃに荒らしていく猪に成り代わるようなものだ。

いやそもそも「いくぜぇぇぇい」って、どこに行くのよ。
畑を耕しただけでは花も咲かなければ実もならない。

種をまかないと。

∽∽∽

種まきもまた、地味な作業である。

ちょこちょこっと土をかき、種を埋め、土をふわっとかける。
種をまいたらジョウロか霧吹きで水をやる。

ずーっと中腰あるいはかがんだ姿勢で、ちまちまと。


考えてもみてよ。
夏のビーチに映えるナイスバディを手に入れたいと思ったら、このシーズンから地道な食事管理と筋トレ・有酸素運動に取り組む必要があるんだぜ。

春の種まきも、同じだ。

わたしたちはなにかと「芸能人の陰の努力コンテンツ」に惹かれるし、陰の努力をみるたびに触発されて「自分もがんばろう」と思うではないか。

その時期が、わたしにとっては今だ。

∽∽∽

隣で青々と茂る芝も目に入るし、咲き誇る花々もチラチラ視界に入るし、そりゃ焦るよ。

でもねー、自分に集中できているときって、まわりなんかどうでもいいはずなんだよね。
つまりぜんぜん集中できていないってこと。アクセルベタ踏みしたい誘惑に負けてるってこと。

「そんな、下ばっかり向いてないで、前向いていこうぜ」というけれど、不用意に前を向くと人間の視野の広さでもそれなりにいろんなものが飛び込んできちゃうからね。

下向いてたっていいじゃないの。

この春は、じぶんとの戦い。
中腰で、目の前のことをひとつひとつ。

戦略的にスローダウンしていく所存。
今日も、明日も、明後日も、種をまくよ。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたがこの春挑戦したいことはなんですか?

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