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アーユルヴェーダとは?
▽アーユルヴェーダってなに?
「アーユルヴェーダって
頭からオイル垂らすやつだよね?」
ってよく聞かれるのだけど、
これはアーユルヴェーダの施術の一部でしかないです。
アーユルヴェーダは約五千年前から伝わる
インド発祥の世界最古の伝統医学。
Ayus=生命
(体、心、魂、五感の4つの統合体)
Veda=科学
生命の叡智が詰まっている生命科学です。
つまり
生命そのものを視る🌱
精神と肉体を分けて考えず
一体のシステムとして全体性をとらえます。
生命(体、心、魂、五感)の統合体!
どれかひとつ欠けても生命は存在しない
Ayusの生命は結合体を示す言葉。
人類最古と呼ばれる体系医学であり
生命全体に働きかけるのがアーユルヴェーダです。
それは
単に体に不調の症状や病がないだけでなく、
体、心、魂も一人一人の体質において
幸福な状態、バランスのとれた状態を
真の健康として定義している。
予防医学、施術や治療にとどまらず
哲学も大切なアーユルヴェーダの一部。
最古のホリスティックヒーリングと言われる
ほど深いけれどシンプルな視点で
生命そのものをみていくことは
個々の全体性に秘められた
豊かで無限の可能性を引き出し活かすこと
を教えてくれます。
▽アーユルヴェーダの世界的な
位置付け
アーユルヴェーダは"世界三大医学"のうちの
ひとつ。
世界三大医学とは、長い歴史を持ちながら
影響力が最も強く、現在も広く伝わっている
三つに絞られた医学です。
○歴史の古い順に↓
・アーユルヴェーダ(インド医学)
・中医学(中国医学)
・ユナニ医学(ギリシャ医学)
の三つの伝承医学を指します。
(現在、現存する主な伝統医学は
4つとなりチベット医学を含む)
日本において一番身近に感じるものは
陰陽五行説、鍼灸、漢方、気功、道教などを伝える中医学。
私も中医学も好きです。
この身近な中医学は、
中国固有の思想や哲学をとりいれながらも
アーユルヴェーダの影響も受けて存在したものと言われています。
中医学の陰陽五行の季節の過ごし方や食べ物は
日本人にとって身体にも過ごし方にも馴染みやすいものだと個人的に思っています。
中医学の気功に相応するものは
インドではヨガにあたり、
気功の調身、調息、調心は
ヨガのアーサナ、呼吸法、メディテーションに
相当するものであると言われている。
どれも何かと比べるものではなく
効果は素晴らしいもので、
それぞれの身体にあうもの
楽しく実践できるものを
選べば良いと思っています♡
▽アーユルヴェーダの歴史
(※ここからは書物にかかれていたことを参考にし私がまとめたものから引用しています。)
興味のある方のみお読みください。
アーユルヴェーダがどこから来たのか?
衰退した期間もありながら、今も受け継がれ
この時代まで続く大切な人類の叡智の歴史背景はアーユルヴェーダを知りたいというきっかけにもなるかなと思います。
○アーユルヴェーダの起源
古代インドのヴェーダ時代に記されたリグヴェーダ(最古の文献)を始めとする4つの文献にあり、
これらの文献から生命に関する知識を集めたものがアーユルヴェーダになります。
発祥は、古代インドの神々の智慧を瞑想中の
リシと呼ばれる賢者、聖者が受け取りました。
アーユルヴェーダを知覚したリシはグルと呼ばれ、グルが認めたリシたちは衣食住を共にし
その全てを学び伝えられていったようです。
みんなが知っている
仏教の開祖であるお釈迦様ブッダ
そのブッダ時代ではアーユルヴェーダは
最も盛んだったそうです。
人々の病の治療の為に、ジーワカという
アーユルヴェーダの名医を起用していた。
遡ると、ブッダの時代からアーユルヴェーダがあったと伝えられています。
アーユルヴェーダが日本に入ってきたのは
紀元前6世紀頃、仏教が伝来した時
アーユルヴェーダは仏教医学として日本に伝えられそれ以来、日本ではインドの習慣を取り入れてきたそうです。
それから江戸時代でもオイルマッサージが行われていましたが、中国から伝えられた漢方医学ほどアーユルヴェーダは普及しなかったそう
その後、
1970年日本でアーユルヴェーダが認知され始め
、大阪の医学教授がインドのアーユルヴェーダ大学を訪問し、アーユルヴェーダの素晴らしさを伝える為Ayurveda研究会を設立され
更に日本の東洋伝承医学研究所から
本場のアーユルヴェーダを日本へ広げ普及させその人生を捧げてくださって
今の日本にもアーユルヴェーダが伝わっています。
日本では医療としてアーユルヴェーダが認められてはいませんが、インドではアーユルヴェーダのクリニックが人々の身近に沢山あります。
アーユルヴェーダ医になるのは、セラピストと違い様々な修行や知識や実体験を得ないと
そう簡単にはなれないそうで、
本当に目に見えないものまで見えてるんじゃないかなと思うところです。
さて簡単にまとめたものなので、もっと知りたくなった方はさらに詳しく調べてみてください♪