お伽杜の夜があけて|詩
「お伽杜の夜があけて」
不確かな夜の隙間には
たくさんの妖精たちが隠れている
しん、と風が澄んだとき
すんっ……と膵臓に聴こえくる
時に其れはクルルと鳴いて
また時にはアイシテルと囁いて
静かな杜の清らなお喋りは
星が眠りにつくまで続いていると
そんなお伽を想いながら
君のおはように顔を埋めて
「お伽杜の夜があけて」
不確かな夜の隙間には
たくさんの妖精たちが隠れている
しん、と風が澄んだとき
すんっ……と膵臓に聴こえくる
時に其れはクルルと鳴いて
また時にはアイシテルと囁いて
静かな杜の清らなお喋りは
星が眠りにつくまで続いていると
そんなお伽を想いながら
君のおはように顔を埋めて