フィレンツェ老舗トラットリア〜Trattoria Enzo e Piero〜
K氏と3泊4日イタリア旅、最後の晩餐はフィレンツェ中央駅近くのTrattoria Enzo e Pieroへ
私が10年前にフィレンツェの常宿の食堂で知り合った日本人ご夫妻が行きつけにしているトラットリアで、彼らのSNSなどで写真を見ていてかねてより気になっていた ただ、私自身もお気に入りの店があったりでなかなか足を運ぶようにならなかったのだ
☆Trattoria Enzo e Piero(トラットリア・エンゾ・エ・ピエロ)
フィレンツェ中央駅近く、宿泊先のホテルからも近いトラットリア・エンゾ・エ・ピエロは1931年創業し現在に至る
入り口入ってすぐのカウンター、奥が客席
壁にずらりと古いワインボトルがあって賑やか♪なんだかワクワクする
案内された客席とは別に奥にも客席があるようだ
トスカーナの郷土料理やら創業以来からの味を今も守っている老舗トラットリアだ
☆やっぱりあった「Ribollita(リボッリータ)」
さて何にしましょうか とメニューを見る
正直なところ、自分が知っている単語以外はわからないし、わかっても食べたことのあるものじゃないと想像ができないので英語メニューと照らし合わせてみたりする(笑
それぞれ食べたいものをオーダーして、ひとまずプロセッコで乾杯(2人ともスパークリングワインが好み)
◆前菜
「飲み始めると食べられない〜」というK氏は前菜「カプレーゼ」をチョイス
今は日本でも美味しいモッツァレラチーズを食べられるが、イタリアから空輸されたものは「お高い」し、冷凍だったりもする やっぱり、イタリアで食べるのはジューシーで柔らかくて味が濃い!
◆第一皿目
これまたいつものセリフ「美味しいパスタが食べたい〜」のK氏は「当然」パスタ「Spaghetti “alla carretiera”」(辛めのトマトソースのスパゲッティ)
これは定番中の定番、美味しいのは間違いない
私はやっぱりこれよね〜「LA “RIBOLLITA”」(リボッリータ)
トスカーナの郷土料理、野菜スープに塩気のないパンを入れて煮込んだもの
日本でも自分で作るほど好物(ラザニアと迷うくらいに)
フィレンツェに滞在中、3回くらい食べたかな
普段はNovellaの美味しい手料理を食べさせてもらっていて、メニューはNovella次第 何が食べられるのか毎回楽しみにしていたがリボッリータは出てこなかったな
◆第二皿目
K氏は前菜と第一皿目の2品、私は第一皿目と第二皿目の2品だったので、私は第二皿目に「Tagliata di manzo alla “Massimo”」(ビーフステーキのスライス)を頼んだ
フィレンツェは「Bistecca alla Fiorentina」(Tボーンステーキ)が有名だが、1人で食べるには今となっては勇気がいる(大学時代、そうとは知らずに2人前を1人で食べたことがある)
日本だとサシの入った「霜降り肉」が好まれるが、こちらでは「赤身肉」で焼き加減によって柔らかく、ジューシーな仕上がりになっていて「THEお肉」の味を堪能できる
◆食後酒はGrappaを
今回の旅でK氏もすっかり習慣化してしまった食後のGrappa
Grappa(グラッパ)はワインを作った時に出る葡萄の搾りかすを蒸留して作るお酒だ 度数は30度〜60度と幅はあるがいずれにしても高度数
これを「くっ」と一杯飲んだら胃の辺りが「すーっ」とするのだ
これで最後の晩餐終了、と会計を済ませ出ようとしたら店主がカウンターでもう1杯、違う食後酒をサービスしてくれた(何だったか忘れた、色からするとアマレットのような気もしないでもない)
きっと、お店を教えてくれたご夫妻の話をしたのでサービスしてくれたんだろう
彼らにもその旨をメッセージしておいた
☆駅近、コスパ良し、雰囲気良し
知人ご夫妻の行きつけ、彼らは「美味しいもの・お得なもの」をよくご存知なので「間違いない」と信じて来店したが、「間違いなかった」
よく夜の駅は危険(ドラッグの売人とかホームレスとかいる)といわれるが、駅に行かなければいいわけで、駅に近いけど店のある周辺は怖い雰囲気はなかった
何より、宿泊先にも近かったのっで便利だ
どの料理も美味しかったし、コスパもいい、店内の雰囲気も温かみがあって居心地が良かった
フィレンツェでの選択肢の1つに加えておこう