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本を買う理由

本は買います。

本は断然紙です。でもその話はまた今度。

本の内容は選びます。まず、音読して美しいものが最高。日本語でも英語でも、音読して美しいかどうかは重要です。そういうものは言葉の使い方も練れている。雑味がない。ということは、言葉とは文字である前に音なんでしょうね。

本を買う理由は、私が本に飢えていたから。

ひとことでまとめると機能不全家庭で育ちましたが、人生でこれだけは忘れた瞬間がない欠乏は、家族についてのものではありませんでした。40年ほどの時間をぴったり寄り添ってきた、私にはあまりにも当然の感覚で、言葉にするまでそれが私に固有のものだとは気付きませんでした。

私の子供時代にあまりにも本がなかった事。私の人生にこれほどの欠落はありません。

集団に馴染まないし、意思が強く、かつ運動が出来ない私にとって、学校は全く面白いと思えませんでした。

でも学校には図書室がありました。授業中や通学中も読み続けました。小学校が小さく、同級生は7人、全校生徒は30人でした。図書室の読みたい本はすぐに読み終わりました。

地域の公民館にも図書室がありましたが、本当に小さく、赤川次郎がずらっと並んで棚を塞いでいました。

司書さんに「指輪物語」が読みたいから取り寄せて欲しいと頼んだら、子供向けに簡単に書かれた「ホビット」しか入りませんでした。クレームを伝えると、指輪物語は子供には難しいからホビットを読むようにと言われました。

ちびながらブラックホールのようなあの時の自分の怒りを生涯忘れません。

追記:続きはこちらです



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風邪ひとつひけない世界になるとは思いもしませんでしたね。子供と2人きりのシングルです。遠くても仲間や繋がりを大切に走ってきました。世の中が変わりましたが、アロマとハーブを知って次々と思いもしなかった扉が開いています。健康を翼にして、必ず世界中の友達に会いに行きます。