ご縁がなかった職場から爽やかに離れると、すぐその後にいいことが起こる
「大企業に勤めれば将来安泰。」とか、
「1つの会社でずっと働き続けることが素晴らしい。」
と、世の人々は言う。
しかしながらこのご時世。そのような通説も通用しない程、
流れゆく毎日はとても不確実で、脆くて、儚い。
リストラに遭ったり、契約満了になったり、
自分の中で、「もう辞めてもいいかな。」と少しでも思っているのなら納得も行くけれど、
まったくもって不本意で、且つ一方的な通達でその職場での仕事が終わるのはまさに青天の霹靂。
自分の中で咀嚼することができず、納得がいかぬまま、その場から去ることになる時もある。
解雇、リストラ、契約満了。
その文字や言葉を目にしたり、耳にすると、
とてつもなく、ネガティブで、自分を否定されたような気持になるし、
誰もがきっとそういう思い込みや自己解釈で話を受け止めるかもしれない。
しかしながら、
解雇、リストラ、契約満了。
と言う物事に対して、考えや捉え方を変えてみると、
「自分にはもっとふさわしい場所があるから、その場所から離れるよう職場からのお知らせを受けた。」
という解釈になる。
それはとてもありがたくて、好都合な出来事。
なぜなら、職場がわざわざ私に「ここにいても不毛だから、とっとと早く自分にふさわしい場所へ行きなさい。」と、知らせてくれているから。
その事実にただただ当惑して、前に進めない人がいるかもしれない。
「まだまだこれからこの職場でやりたいことがあるのだ。」と、必死にすがろうとしてしまうかもしれない。
だけど、そんな時は、素直にその場から離れたほうがいい。
なぜなら、私にとって、その場所に学ぶべきことや得られるであろう価値や希望が存在しないから。
転職や職探しは、宝探しに似ている気がする。
その場を掘り起こして、掘り当てるものがなければ、
その場にいる人々や物事に感謝の言葉を添えて、
潔く次の場所へ飛び立てばいい。
そのアクションが潔く、迅速であればあるほど、
次にとても素晴らしい場所が、待っている。
これは私の実体験で、経験済だから言えるけど、
ゴネたり、すがればそれだけ、次の場所が遠ざかる。
そして、その時、決して必要以上に自分を責めたり、蔑んだりしてはいけない。
ただ、その場所にとって自分がマッチしなかっただけで何も悪くないのだから。
どんなに理不尽で、納得がいかないことがあなたに起こっても、
あなたの価値は変わらない。
ただ、好都合なことが起きて、次のアクションを促された。
ただそれだけの事なのだから…。
そんな時は、ゆっくり呼吸を整えて、自分が心から興味を持てるそんな場所を新しい場所として探すといい。
いや、探さなくとも、何かを失ったときは、おのずと次に何かが手に入る。
必死に探していた頃は連絡すら来なかった転職エージェントや企業の採用担当から、
「あなたにピッタリの案件があります。」と、直接連絡が入るかもしれない。
捨てる神あれば拾う神あり。
すべてはうまくいっていて、流れに逆らわず、その流れに乗っていれば、おのずといい方向へ流れつく。
だから、今、この文章を読んだあなたに提案。
今この瞬間から、以下のように考えを変えてみるといい。
解雇、リストラ、契約満了は、
「自分にはもっとふさわしい場所があるから、その場所から離れるよう職場からのお知らせを受けた。」
ということ。
だから、不安になることも、何の心配をすることもない。
そして、一つの企業にとどまることはただの思い込みや世間の決めつけ。
あなたにはあなたの人生を彩って、描いて欲しい。と、自分に言い聞かせるようにこの文章を書いてみた。