【読書感想】全盲ハッピーマン
読んだ本
全盲ハッピーマン
著者:大平啓朗
序文
大平啓朗さんをご存じだろうか?
私は、地元のニュースで彼の存在を知った。
全盲の写真家。いや、"写心家"として紹介されていた彼の写心に目を奪われた。
景色が、人が、あまりにも活き活きとそこには映っている。
あまりの衝撃に、彼が本を出すとそのニュース内で聞いた私はすぐに発売日をメモした。
そして、1か月ほどが経っただろうか。待ちに待った発売日がやってきて手に取った。
本当に面白く、夢中で読んだ。読み終わった。
ここに感想を書き、この瞬間の心をここに残しておこうと思う。
人生を変えた本というタグにも載せたい。今後の自分を変えてくれる本だと確信したから。
感想
私は視力が悪い。左目が1.2、右目が0.1+乱視。
しかし、眼鏡で矯正して事なきを得ている。
そんな自分には、いったいこの世界のどれほどのものが見えているんだろう。どれほどのものを、出会いを大切にできているんだろう?
そんなことを深く考えさせられた。
会話をしている時に、相手の仕草や表情、呼吸から心を見ることはできているだろうか?
その時私の視線はスマホに落ちていないだろうか?
周囲にある些細な幸せや綺麗なものをどれほど感じられているだろうか。
せっかく、こんなにも世界は輝いているのに。
自分の言動を、行動を、心を見つめなおすいい機会を貰ったなと思っています。
もっと学んだことはあるだろうし、今後もっとこの本との出会いを噛みしめながら考えることもあるだろう。
だけど、それよりもなによりも言いたい感想がある。
何度も読みながら声を出して笑った。何かに挑戦してみたい気持ちになった。
こんなご時世だけど、だからこそできる何かもあるはず。
おーちゃんの感じているハッピーを本を通しておすそ分けしてもらった気がする。目の前にいる彼に幸せを分けてもらう体験だった。
身近にある幸せを探して歩こう。きっと、見るまでもなく溢れてる。
それを感じられるかは、ただ私の心次第。
最高にハッピーを分けてもらえる本。
おすすめです。
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