深呼吸を取り戻す
何でもない平日に花を買って帰った。
お祝いでも何でもない自分用。
帰宅してお気に入りの花瓶に生けて、
きれいだなぁ、嬉しいなって
ただただ愛でた。
無意識に漏れたため息のあとに、癒しと元気を深く吸い込んだ。
仕事中はこんなに気持ちの良い呼吸はしていなかったな。
私は今日も一日頑張っていたのだ。
朝の通勤電車で一緒に揺られていた皆も、あなたも、今日もたくさん頑張った。
私の大好きなバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONの｢深呼吸｣という曲を紹介したい。
特に印象に残っている一節がこちら。
“一瞬の 僕らの美しさを
此処に刻むように 誰よりも深い呼吸を”
水の底から水面を見上げるような、
暗闇から遠くの光を見つめているような情景が浮かぶ。
深い呼吸を・・・のあとには何が続くのか。
「しよう」、なのか「しています」、なのか、
もしかしたら「したい」なのか。
絶妙な余韻を残しつつ聴き手に委ねても成り立つ日本語という言語の面白さと、
これを母国語として楽しむことができる幸せを最近強く感じている。
歌詞カードをじっくり読みながら曲を聴く楽しみを教えてくれたバンドでもあります。
惹かれた方はぜひ聴いてみてください。
寒波の中で静かに春を待つ amnt
