薄くて白い布をふわりと一枚かける。
上瞼と下瞼が重なる。
夢と現実が境界線で混じり合う。
溶け込んで、離れて、絡まり合う。
遠くに聞こえる音、微かに感じる匂い。
だんだん離れていく。
どれくらいの時が経っただろうか。
世界が開かれる。
はっきり感じる温度。
いつだかに書いた詩のようなもの。
書き残した記憶が本当になくて、読んでみてもなんだか知らない人が書いたみたい。
微睡みながらかいたのだろうか。
よくわからないけどそこがまた夢か現かふわふわしていてよい。
それでは今晩もおやすみなさい。
良い夢を。