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【エッセイ】私が詩に魅力を感じる理由
今回は、何故私が詩を書き続けるのかについてや詩に魅力を感じる理由について書き綴っていこうと思う。
あれは、小学校の国語の時間だった。(何年生のことだったのかは思い出せないが、インターネットで検索してみたら2017年時点では小学5年生の国語の教科書に掲載されている とのことだった)教科書に掲載された一行の詩が私の心を瞬時に鷲掴みにして離さなかった。あの詩を目にしたのがきっかけで、私は「言葉」の面白さに目覚めた。
「一ばんみじかい叙情詩」
なみだは
にんげんのつくることのできる
一ばん小さな
海です
この詩を読んで、『どれくらいの涙を流したら、普段目にするような大きな「海」ができるのだろう』とか『涙を流さない人はきっといないだろうから、皆、一人ひとつ海をもっているのかもしれない』、『海となみだに対する印象はだいぶ違うけど、どっちも水分だもんなぁ』、『こういう表現の仕方、凄く面白い!』という感じで凄まじい程に私の心は感動し、かつ揺さぶられた。
その後の授業の展開としては、「皆思い思いに自由な詩を作りましょう」という感じで各自筆を取り、詩を創作していった。
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間違いなく、あの国語の授業で出会った「一ばんみじかい叙情詩」は私の想像の世界を広げてくれた。「私も、素敵な言葉で詩を書けるようになりたい」という一心で、自由時間内でも詩を書き続けた。ノートに自筆の詩が少しずつ溢れていくのはなんだか嬉しかったし、空想事が好きだったのでアイディアは尽きなかった。
こうしてnoteに詩を投稿するようになったのは、「自分の思いをポエムとして他者に読んでもらいたい」という完全なる自己満足な動機だ。また、多くの文学や創作詩に触れて、自身の言葉力・表現力を更に高めたい という向上心も少なからず理由の中に含まれている。
書いていて、アイディア不足と苦闘しながら、それでもやっとの思いで創作詩を生み出している毎日である。だが、頭の中に受かんだ情景を言葉として表現することは、とんでもなく魅力的で素晴らしいと思う。今後も自分のペースを乱さず、楽しく、創作活動を継続したい。