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消えたい?まぁ、そこ座りなよ
「生きてるよりも死んだ方がラクなんじゃない?」
そう思うことがある。
いわば希死念慮である。
でも、そのあと必ず思う
「きっと恵まれているのに、『死にたい』なんて失礼だよな。」とか
「今死んだとしても家族に迷惑かけるだけだよな。頑張って整えてからにしようかな。奨学金も完済しないとな。」とか思う
幸か不幸か
【借金があること】が自分が生かす原動力になっていた。
そんなギリギリの状態が
数ヶ月に1回くらいあるんだ。
本当のことを言うと、
この記事を公開してしまっていいものか悩んだ。
「こんな暗い記事読みたくないよ」
「甘えてるだけじゃねーか」
ここまで読んでそう思った人はこの記事をそっと閉じてほしい。
他の記事は明るく上を向いて書けているはずなので、よければそっちをみてほしい。
ただ、もしもキミが
「その気持ちわかるな」
って少しでも思うなら、もしかしたらこんな私でもあなたのためになる記事が書けるかもしれない。
そんな話をしたい。
「希死念慮」ってちょっと怖い。
ここまで読んでくれてるキミのことだから、
きっと人の気持ちを受け取ってしまう繊細さんだということを考えると、もっと柔らかく言い換えたい。
「逃げたいさん」なんてどうだろう。
しっくりこない気もするけど、ちょっとかわいいし今日はこのままのネーミングでいこうと思う。
私の「逃げたいさん」は、未来が真っ暗闇だと思ってしまった時に現れる。
始めて私に現れたのは高校生の頃
「運を使いすぎて尽きてしまったあなたのために私の運を使ってあげた」と言われた時だったと思う。
大学受験の時だった。
誰に言われたとかそういうことは言いたくない。
言ってもどうしようもないし、
もしかしたらそれを言わせてしまった自分に非があったかもしれないのに、
その人を責める意図がないからだと伝えておく。
大切なのはここから自分がどう思ったかだ。
私はこう思った
「今まで『頑張ってきた』と思ってたことは全部努力じゃなかったんだ。」
私がこの時努力をしてきたと思ってたこと
・勉強
・家事
・高校の時から交通費と教材費を自分で払う(親のお金の負担を減らす)
・アルバイト
・夢のためにオーディションなどに応募すること
・周りが笑顔になれるように考えること
周りの人が喜んでもらえるように
自分なりに前を見て頑張ってきたつもりだった。
おかけで大学も第1志望に合格したし、あの時アルバイトをしてたおかげでどんなところでも一定の仕事ができるような経験ができた。
これは「努力」だとそう思ってた。
だけど違うと言われて、私は道に迷った。
そこからずっと付き纏うようになったのは
「私の思う努力は、普通の人の努力量と差があるんだ」
「自分はなんてダメな人間だったんだ。」
という言葉たちだった。
わたしは舞台に出るときに稽古をする。
本番よりも稽古がめちゃくちゃ怖い。
自分の努力してなさを見抜かれてしまうのではないかという今日があるからだ。
そのときに「逃げたいさん」はひょこっと顔をだしてくる。
当然ながら自分なりの努力はしているし、認めてもらえることも多い。(お世辞だったらどうしよう)
だけどこういうことが舞台だけでなく、日常のすべてにつきまとうのだ。
どこまで行っても努力の天井が見えない
幸せになる未来がない。
無価値な人間
私はもっと頑張らなきゃいけないのに、身体は疲れて「もう頑張れない」「これ以上やりたくない」と思ってストップががかる
他の人はこの期間も努力しているのに、
自分だけサボってるような気持ちがする。
今も苦しいのに、もっと頑張らなきゃいけないなんて私はこれからやっていける自信がない。
未来が真っ暗で、
とても怖い。
行く道が見えない。
道標のない暗闇をずっと歩いてる気分だ。
今も辛いのに、頑張れないから未来もよくならない=死んだ方がマシ
という気持ちになるのだ。
冷静に考えれば極論すぎるけど、
当事者には大事に見えている。
私にはどこからが努力でどこまでやればいいのかが全く分からない。
自分が努力しているのかサボっているのかがわからない。
どこまで努力すればいいのかがわからない。
ただ身体だけが拒否反応を示しているそれだけだ。
普段こんな記事とか
こんな記事とか書いていても
どんなに精力的に活動していても時々「逃げたいくん」はやってくる。
過去には新卒で入った会社を適応障害で退職していたり
心療内科に通っていたこともあったくらいだ。
そんなときは犬をなでたり、引きこもったりして保っている。
そんなこと考えている弱い人間である。
もし私の事を知っている人が読んだのなら引かれるだろうか。
でもまぎれもない、これが私である。
もしこの記事をよんでるキミ
そうそこにいるキミだよ。
キミが私と同じ「逃げたいさん」と友達なら聞いてほしいことがある。
まずは「逃げたいくん」は敵ではないということ。
多分だけど彼は別にキミに死んでほしいなんて思っていない。
過去のつらい経験から離そうとしているんだ。
生きろ
どんだけ他人に迷惑をかけてもいい
どんだけ無能でもいい
自分が自分のことを嫌いでもいい
今日生きて、明日を生きて、それが1週間、1か月、1年続いてくれたらそれでいい。
生きろ。
キミがどんな状態かはわからない
多分わたしよりも苦しいんだと思う。
「お前になにが分かるんだよ」
そういわれても仕方ない。
仕方ないよ。だって私は努力さえできないんだから。
その点キミはどうだ。
私より努力している。
キミは私よりもすごいんじゃないか。
生きろ。
こんな私だってしぶとく31年生きてる
しぶとく生きて人の1人や2人困らせてみろ。
私よりも努力で来ているキミが幸せになれないはずがないがないんだ。
しんどいな
逃げた方が楽かなって思っちゃうよな
でも今はとりあえず生きろ。
生きてほしい。
そしていつかこの記事を笑って読み飛ばせるくらいになったら
その時にまた会おう。
「逃げたいさん」とお友達なキミへ
「逃げたいさん」のお友達のわたしより。
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