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【プロローグ公開】宿題をサボるためにAIを使うとエンジニアになれる?| 「#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった」の読みどころ紹介!
2025年1月14日、ちょうど1週間前、新著「#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった」を出版した。
大学4年時、「課題を楽したい」という不純な動機からChatGPTを触り始めたのがきっかけで、気づけば学会発表を行い、色々あって「#100日チャレンジ」をし、論文作成やプログラミングへと応用し、エンジニアになっていた。
あの挑戦から1年。私はエンジニアとして、様々な経験をした。GASやVBA、Pythonだけではなく、Node.jsを用いたサーバーサイドプログラミング、SwiftやKotlinなどを用いたアプリ開発。
ソフトウェア開発以外でも多くの経験をした。研究会だけではなく国際会議でも賞を貰った。何度も講演に招待された。海外には3回行った。請負った開発案件や講演の関係で、会社を設立した。そして、8ヶ月もの時間を費やしてストーリテリングを学び、本を書いた。
この本は、そんな私の自分自身でも驚くほど予想外の展開を歩んできた“軌跡”の原点である、エンジニアになるまでのストーリーをまとめた一冊である。
きっかけ
きっかけは、2024年3月14日。情報処理学会の学会誌取材の帰りに、先生から何気なく言われた『本を書いてみたらどうだ?』の一言だった。
正直、長文を書くことは苦手だ。それに、日経BPさんからは、ChatGPTの使用は社内規定で禁じられていた。そもそも、私は『レポート課題をサボる』ために何百時間もかけてChatGPTを練習するくらいだ。
しかし、周囲にはとても熱心に勧められた。
「22歳(当時)で本を書く機会に恵まれるなんて名誉なことだ」
「今受けないと将来必ず後悔する」
「書きたくても書けない人はたくさんいる」
散々悩んだ後、当時やりたいこと、いや、やれることは特になかったため、一念発起して執筆に挑戦することにした。
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5つの記事の概要と読みどころ
今回日経BOOKPLUSで分割公開されるプロローグは、「#100日チャレンジ」が始まる前、つまり、「Day0」と位置づけたチャプターから始まる。各記事で登場するキーワードや私のエピソードのポイントを、簡単にまとめてみた。
1. ChatGPTで何したい? 課題レポートを楽して作りたい!
当時の私がいかに「サボりたい」という一点でChatGPTに興味を持ったか、その率直な心情を描いている。ゲームをしたい、動画を見たい。一度ベッドに寝転がったら起き上がれない!宿題なんてなければいいのに!
2. ChatGPTでレポートを書く 人間味のある文章を作るには?
生成AIは便利であるものの、“AI丸出し”な文章になると怒られちゃう。
ではどうすれば「人間味」を混ぜられるのか? 試行錯誤の方法論が少しずつ確立していく。
3. ChatGPTでオセロを作る Pythonのコードを書いてもらえばOK!
当たり前のように遅刻をして授業に行くと、先生がPythonの文法の説明をしていた。退屈な私はChatGPTを用いてゲームを作ろうとすると、なんとオセロができてしまった。そこに先生が現れて…。
4.ChatGPTでオセロを改良する Matplotlibでグラフィカルに
授業中暇だった私は、退屈しのぎにオセロのグラフィックを作るために試行錯誤していた。
Matplotlibを習った私は、これでグラフィックができるのではないかと考えた。そこで伊藤先生に会い、なぜか学会に行くことに!
5. ChatGPTで論文を書く ソフト開発の本質とは?
学会に行くことになったけれど、論文の書き方なんて分からない!何の用もなく1時間かけて電車で渋谷に行った私。ひとりでぶらぶらとふらつき、カフェに入って外を眺めていた。
――私の人生そのものを変える1日だったものの、この時は想像すらできなかった。
書籍全体に込めた想い
実は私、“努力”そのものが苦手。反復練習だとか、受験勉強だとか、地道に積み重ねるのが本当に嫌い。でも不思議と、その「怠惰さ」こそが新しい道を切り拓くきっかけになった。
#100日チャレンジ : 「毎日1本アプリを作り、SNSに投稿する」という試行錯誤を続けた結果、学会の招待講演や海外出張の機会にまで繋がった。
執筆との格闘: 「文章を書くの大嫌い!」と思い込んでいた私が、本の出版を機に“表現する楽しさ”を知り、何度も何度も書き直した。
こうしたエピソードを通じて、私は「何かを身につける方法に正解はない」ということを痛感している。周りが当たり前だと思うやり方が自分に合わなければ、常識を無視しても構わない。自分の感覚に正直に、効率化やイテレーション(小さなサイクルに分けて成果物を作ること)にこだわれば、思わぬ形で道が拓けるかもしれない。そんなメッセージを、本書にはぎゅっと詰め込んだ。
これからの展望と読者へのお願い
ここ2週間、読者の反応をXやNoteなどでリアルタイムで感じてきた。
本を読んで「ここが面白かった」「こんなふうに思った」といった感想やフィードバックをいただけると、著者としてはとても励みになる。
SNSやコメント欄でのシェア大歓迎: 「ここは共感できた」「こんな体験ある」「実際に試してみたら意外と簡単だった!」など、何でも教えていただきたい
本編にも注目していただきたいポイント: プロローグでは主に「課題をサボること」が中心。一方で、本編ではそこからどう学会発表や論文執筆に踏み出したのか、“どうやって厳しいプログラミング学習を克服したのか”や、生成AIをどう使っていったか、などの詳細も書いている。
あくまでプロローグは“入り口”。このあとも、プログラミングをする際に誰もが経験するような困難の克服や、研究室や出張で得た気づきなど、盛りだくさんのエピソードを詰め込んだ。
「サボるためにどうすればいいか」をずっと考え続けてきた私が、最終的にどう自分なりの道を作り上げていったか──ぜひ本編の方でたっぷり楽しんでいただければと思う。
おわりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
私は最初「サボりたい」という気持ちしかありませんでした。でも、「どうやったらサボれるか?」を突き詰めていくうちに、世の中には意外な“抜け道”や“新しい可能性”があふれていることに気づきました。
怠惰で努力がとにかく嫌いな私だからこそ生まれるアイデアが、誰かの役に立つかもしれない──そう思いながら執筆したのが本書です。
もし、あなたが「努力ってしんどい…」「でも何かを極めたい」「周りと同じやり方が合わない…」と感じているなら、ぜひ私の物語を読んでみてください。何か一つでもヒントや共感、あるいは笑いのネタでもいいので、得てもらえたら嬉しいです。
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