踊って食べて寝る。

楽しみにしていた江州音頭保存会さんとの交流会。バスで滋賀県大津市へ向かう。研修という名の遠足。ひとり浮かれる。着物を着て行こうか迷ったが雨だったのでやめた。旧大津公会堂へ到着。なかなかレトロモダンな建築物。中身も大正時代の風情があって私は好き。最初に江州音頭の歴史などの説明受ける。その後、音頭の指導。ゆっくり説明されると頭がこんがらがるが、じっさいに音が鳴り始めると自然とノってくる。音頭取りの唄声がやはりいい。男性も女性もいて、代わる代わる唄い手が唄う。いいコブシ。江州音頭の唄の内容は近江商人が夜通し働く様子だという。だからあんなに威勢がよいのか。別名商い音頭というらしい。踊りもいいけど音頭取りもいいなあと思えてきた。格好いい。一心不乱に踊ったので急激に腹が減る。交流会を終え、昼食をいただきに食事処へ。天ぷらに鮎に近江牛に盛りだくさんで、ご飯3杯お代わりした。その後かるたの聖地、近江神宮へ参拝。境内まで森林が続き、下鴨神社の糺の森っぽい。天智天皇が祀られている立派な境内に清々しい空気。歌の一句でもおもいつけばよいのだが、あまりに満腹すぎて、ぼんやり散策する。天智天皇がいたら「来た甲斐がないやつだ」と思われてるに違いない。その通りです。勉強して出直してきます。琵琶湖大橋渡る。有料なのにびっくり。土産物屋で土産を買って、ソフトクリーム食べて帰る。帰宅したら息子の友達が遊びにきていて、家の中で楽しそうに追いかけっこしてる。君たち小6だよね?ま、楽しそうだからなんでもいい。急いで夕飯の支度。ビールを飲みながら餃子を50個包む。包む作業が好き。焼く。イカ明太つまみ出したら白ごはんが止まらない。また3杯お代わりする。朝食でも一杯食べたから、本日7杯白ごはんを食べたことになる。育ち盛りの息子を目の前にして、母も育ち盛り。録画しておいたEテレの日本の伝統芸能をわかりやすく紹介する『芸能きわみ堂』を観る。今回は三枚目が主役の舞踊「白玉権九郎」。日本舞踊家・花柳寿太一郎による「明日からできる三枚目講座」。今年3月に南座で尾上右近主演の歌舞伎を息子と観劇したので、「あ、なんかこのシーン見たことある」と少し興味。三枚目の振りを息子も真似する。とぼけ方が絶妙にうまい。ちょっと格好わるい人間像は現代の小学生にも響く。その後ポケモンの映画を観る息子を尻目に布団に入って2秒で即寝。よく踊り、よく食べ、よく寝て、健やかな1日だった。






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たみい
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