見出し画像

[詩]怠け者、世界に笑われる

夜は一日の精算日だ。朝起きてから自分が何をしたのか、行動から得た経験や知識という報酬を布団の中で精算する。だから僕は焦るのだ。また何も得ていない!勘定が合わない!今日も自分の中にある理想が僕の怠惰な一日を叱責する。うるさい黙れ。僕は布団にくるまった。取り立てに怯える債務者のように。現実から耳を塞いで、床に就く。もう寝よう。まっさらな自分を夢に見て、明日は変わると大志を抱く。今日で何度目の後悔だろうか、外では鳥が鳴いてる、明日の私を笑うかのように。

いいなと思ったら応援しよう!