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「自己肯定感は遺伝しますか?」

ご質問ありがとうございます。
ご質問いただけると、私で良ければお答えします。

「自己肯定感は遺伝しますか?」


解答としては「遺伝はしません。が!」というところです。

自己肯定感が低くなる原因4つ


①虐待
②いじめ
③手のかからないいいこ
④ひといちばい敏感な子
が多いです。

①虐待は極端かもしれませんが、

例えばお子さんがテストで70点を取って帰ったとき、何と声をかけますか?

「70点しか取れなかったの?!」
「70点も取れたの! すごいね! あとはここを直せばいいね!」

自己肯定感の低い親御さんだと、自分のことも認められてないので子どものことも認められないし、子どもの失敗を受け止めることができなかったり、他人と比べてばかりかもしれません。
「70点しか取れなかったの?!」
と、欠点ばかりを指摘されたり、
「〇〇さんちの子は90点だったんだって!」
と、他人と比べられてばかりいると、
「私(僕)は、どうせ何をやってもダメなんだ…」
と、自己肯定感はだんだん削られていきます。

逆に、自己肯定感の高い親御さんは自分のことを認めていて、子どものことも認めて、失敗も受け止め、どうやって直せばいいのか教えてくれたらいかがでしょうか?
「70点も取れたの! すごいね! あとはここを直せばいいね!」
「あなたはあなたでいいんだよ」
そうやって育てられると、自己肯定感は育まれます。

ただ、

③手のかからないいいこ
④ひといちばい敏感な子


については、
「あなたはしっかりしてるから大丈夫ね」
とほったらかしにしてしまっては、自己肯定感は下がりますし、
ひといちばい敏感な子(HSC)はネガティブに考えがちなので、
「70点しか取れなかった! 私はダメなんだ!」となりやすいです。
なので、手のかからないいいこや、ひといちばい敏感な子はしっかりと褒めてスキンシップをしてあげて、部分的に直すところを教えてあげるといいそうです。


まとめ


というわけで、
「自己肯定感は遺伝しませんが、環境(親や学校)や性格で変わります」


補足(時代の変化とバイアス)


ただ、時代の変化や、そのときの思い込み(バイアス)もあります。

「勉強すれば、良い大学に入って、良い会社に入れる! 終身雇用!!」
「女の子はお嫁に行って、子どもをたくさん産めばいい」

昔はこうでしたが、今では、

「良い大学に入っても、良い会社に入れるとは限らない」
「長く勤めても給料が上がらない、少子化、共働き時代」

です。
今後は、

「AIや機械にどんどん仕事が奪われていく」
「創造力やコミュニケーション能力が大切で、AIを使える人か、AIに奪われない仕事が残っていく」

です。
もう「勉強だけしていればいい」という時代ではなくなっていくと考えています。

なので親ができることは、
 ・たくさんの多様な経験をさせる(経験値と創造力)
 ・良い人間関係を作る(学校、習い事、親との会話)
 ・子どもの気持ちに共感する(コミュニケーション能力、共感力)
 ・AIの勉強をする(AIを使える人になる)
 ・適切な食事、睡眠、運動、安心できる居場所作り

なのかなあ~?っと。
もちろん学歴が全然関係ないってことはないと思いますが、昔ほどは関係なくなるんじゃないかなあと(これは個人的感想)
むしろ、学校は「勉強の仕方」を学ぶ感じですよね。
自分で考え、自分で人生を創っていく時代になっていくのかなあと思っております。
今は移り変わりが早い時代なので、親としても色々と考えさせられますね。

こんなところで。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
また質問お待ちしております。


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