【干柿】日本のドライフルーツ、干柿の作り方と紐のくくり方。
日本の風景、干柿。
寒くなってくると、あちこちで見かける田舎の風景。干し柿の季節だなぁ~でも買うほどじゃないんだよなぁ~と思っていたら、おすそわけをいただいた。食べ物って考えているとすぐに来る。
わたしの作り方は本当にシンプル。皮をむいて干すだけ。表面に守ってくれる菌ちゃんがいるので、殺菌しなくてもカビない。そして、衝撃の結末もお楽しみください・・。
渋柿の皮をむいていく
干柿には渋柿を使う。甘柿は小さいので、干すとかなりミニサイズになってしまう。作る時期は迷いますが、できるだけ寒くなって乾燥した頃に。
雪が降ると水分が多くなるので、土地にもよりますが、11月前半ぐらいが良いかと。寒い家なら、家の中の乾燥した場所でも作れる。いくら菌ちゃんたちが守ってくれると言っても、じめじめした所ではカビやすくなってしまう。
空氣の中の水分量を肌で感じて、野性的に判断する。おばあちゃんたちの勘て、こういうものだろうなぁ。
くるくると林檎のようにむいていく。縦でも横でも、むければ大丈夫。ピーラーも楽ちん。枝付きが非常に可愛くて萌えであります。渋柿も干せば甘くなる、先人の知恵、素晴らしき。
菌ちゃんを信頼しよう
このむいた渋柿を殺菌の為、お湯につける方法があるらしい。乾かしたいのに、なぜに濡らすのか??菌ちゃんをこ~ろ~す~な~!笑
植物の表面には酢酸菌や乳酸菌がいるので守ってくれる。殺菌すると腐敗菌の方が復活が早いので逆効果なのです。
皮は干して、ぬか床へ
皮は、干して糠床にいれると美味しくなる。
干柿の紐のくくり方
台所の一角などに、ハンガーを吊るす。量が少ない場合におすすめの方法だ。ハンガーで干すなら雨の時もすぐに取り込めるし、乾燥した場所にいつでも移動できる!鳥が狙ってくる時にも、すぐ移動!
柿が重いので、紐をしっかり結ぶ。わっかを作って、ねじる。
上に結んだ紐を、くるっと枝に巻き付けます。
ねじる時はしっかり持つ
枝に引っかける。ぬけないように氣をつけよう。
きゅっと引っ張る。写真では見やすいように浮かせたけど、枝の根本を抑えてしっかりと押さえる。(下の写真 ↓ の根本のように、スキマなく)
1個、完成この下にまた同じように繰り返して、くくっていく。
柿モビール
2階に干してみました。ハンガーだと好きな場所に移動できてとても良い!と言っても、吊るしっぱなしだった。洗濯物が凍る、山の中。
干されていく経過観察
干されていく過程。まずは、作りたて。瑞々しい、ぴっちぴちだ。1週間くらいたったら優しくもんであげる。もんであげることで、甘味が均一になっていく。
寒かったので、かなりほっといてしもうた。見かけるたびに、もにもにもにもに。最初は固くて表面だけでしたが、だんだんと中までしっかりもめるように!
どんどん小さくなっていく、、
3週間くらいたったら、粉が吹いてきた。氣温が低いと、粉が吹きやすい。この粉は、柿の糖分が表面に出て結晶化したもの。よくもんだからでしょうか。キレイに吹いてくれた。鳥が食べたりする場合はネットにいれて干すのがいいみたい。
結局、1か月くらい干してしまいました。これ以上干すと固くなりそうなので、食べてみることに。収穫しながら妄想していたのは、こんなおやつたち。
全柿が泣いた・・!衝撃の結末・・!
ブリーチーズとオーガニック紅茶でお茶。紅茶の香りに癒されながら、干柿がなんとも美しい!すごく上手にできたのでは?!と期待MAXに!
しかーし、食べてみて衝撃、、!!!!!好きだと思いこんでいただけ?!だったようだ、、。あんまり好きじゃないことに氣づく、、。
昔も作っていたのだけど?!とよく考えたら、作ったけど周りの人に食べさせていただけかもしれん!当時、どんだけ病んでたんだ、自分。としみじみ思いながら、お茶とブリーだけ美味しくいただきました。子供と元夫は美味しー!って喜んでたから、まぁいっか。←着地
▼離島でブリーチーズが食べたければ、お取り寄せ。
そもそも柿がそんなに好きじゃないんだった。笑 もしも、次回もらったら『柿酢』にしよう。。
ついでに柿酢の作り方
熟れた柿がいい。潰して瓶に入れて、ネットをかぶせておく。(ネットは虫よけ)空氣中に酢酸菌がいるので、勝手に醗酵する。醗酵しない、または腐敗するなら、菌ちゃんが不在かもしれない。家の除菌もほどほどに。
干柿が大好きな方は、妄想したおやつを任せた!ぜひ楽しんで!
ではまた☺