山のように
朝からドーナツ
紅茶は甘め
脳に がつん と刺激を
入れちゃうくらいの
わたしとしては あのとき
最後になるかなあ
との予感があった
それで すべて 気持ちを伝えた
重くならないよう
大事にならないよう
つとめて 平らかに
伝えたつもり
それでも ヘンな雰囲気にはなった
向こうは
どうした?
といった表情にも
なってしまっていた
ねこが
山のように
積まれている
山のように
と 言うのだから
やっぱり
山なのかな
昼すぎ 空が大きく響く 雨は
もう少しあとの予報だったと思ったのだけど
鳴神さまは 待ちきれなかったようだ
気持ちが小さくなっていく
小さくなって
小さくなって
小さくなって
やらない
と ならないようにしないとな
かといって 小さくなってしまった気持ちが
大きくなっていくとも 思えないんだけど