でもね、その日の帰り あんまん食べてかない?
中学のとき、だっただろうか
もう、高校生になってたかな
ふたが、あかないよう
と、クラスのとある女子
近くの男子に
あけて
と、頼んでいた
その男子は、あっさり、ふたをあけた
それを見て
わたしは、恋に落ちてしまった
なんていうことはなく
小さく聞こえてきた
やっぱ男の子だね
との言葉に
そりゃあ、男の子でしょ
と、思っただけのわたしだった
でもね、その日の帰り
あっさり、ふたをあけた、その男子が
あんまん食べてかない?
なんて言ってきたりしたら
ちょっと、あぶなかったかもなあ
などと思ったわたしだった